矢島講師は、一通りもしくは半分くらい勉強した人が受けると効果的だと思う。
全くの初学者にはキツイ。

矢島は、いわゆる論証パターンの講義ではないぞ。
重要点のポイントを大急ぎで指摘していく感じだと思う。

「行政法の答案で、よく行政行為の定義を書いて、@外部効果生、A法効果生)B・・などと
書く人がいるけど、処分性の意味とは違いますからね。」

「危険の現実化説を書きながら不能犯で具体的危険説を書くと心象がよくないです。
客観面を重視する立場に異質の主観面を混入させるわけですから・・・・
10年前と刑法は大分変わっています。」

「憲法の予備校答案は作文見たいでしょ。ああいう答案は本試験では評価されにくいわけです。
同じ本を使っていても、1位から順番に差がつく。その差がつくのは、判例の感覚・相場を覚えて
身に着け、それを使いこなせるかどうかなんです。実務家を選抜するというのはそういうことで、
…こういうところなんです。」

「予備校の論証で、長々と書いているものが見られますが、およそ本番では使えません。
 こういうところを書いていたんじゃ時間がとられ過ぎます。そこに点は降られていません。
 1点くらいは降られているかもしれませんが、こういうところはあっさりと書いてさっさと勝負所に
向かうべきです。100点満点で60点取れば合格できる試験ですから完璧を目指さないことです。」