過去の青本の寄せ集めに過ぎない
投稿者ぬこ玉御膳2018年4月4日

2007までは二戸宏羲講師、2008からは稲垣伸二講師が解答例を作成しております。教学社の東大現代文25ヶ年の解答例も酷いですが、本書の解答例も酷い物です。なぜ、東大進学塾エミール講師の内野博之講師や中野芳樹講師に任せなかったのでしょうか・・・?
ちょっと理解しがたいです。駿台文庫が本気を出した!!と期待してたのですが、本当に残念でした。以下に、個人的な東大現代文の講師陣の解答例の順位を述べます。

1位:内野博之、笹井厚志(代ゼミ講師)、鉄緑会
2位:中野芳樹
3位:林修(東進ハイスクール講師)
4位:船口明(代ゼミ講師)
論外:出口汪(水汪舎会長、東進、S.P.S講師)

・追記

私は林修講師の解答例が良いとは明言しておりません。また、林修講師は本人の公式ブログで、より「完璧」を目指して、さらに優秀なスタッフを3人(おそらく東進の東大特進クラスで受講していた東大生)雇って、模範解答例を作成しております。
確かに、東大現代文は採点基準が明確でないので、簡単な古文・漢文で満点近く取って、現代文で部分点を稼ぐのが、合格へのストラテジーです。ただ、それでは大学(ましてや、東大ならなおさら)に入って学問をするときに苦労すると思います。
合格点を取るためだけの試験対策の勉強ばかりしていては、東京大学では落ちこぼれます。大学(東大なら、なおさら)は就職予備校ではないのです!!

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今までの青本の解答例と解説の寄せ集めに過ぎない
投稿者ぬこ玉御膳2018年4月4日

ここ最近の解答例と解説者は雲幸一郎講師と森茂樹講師です。本当は、駿台関西校の米村明芳講師(灘→京大理学部首席卒→京大数理研博士課程修了)と三森司講師(阪大理学部数学科首席卒)に執筆していただきたかったです。
別解も少なく、1年分の総解説ページ数も少ないので、鉄緑会の東大数学問題集(KADOKAWA)に軍配が上がります。鉄のは10年分で約500ページですからね。内容の密度も違います。

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