LL7構想(文科省の新政策)を問う 2017年10月13日
(これからの司法と法曹のあり方を考える弁護士の会)

「本年7月3日、LL7(エル・エル・セブン・先導的法科大学院懇談会)のホームページが立ち上がりました。
LLとは、Leading Law schoolの略で、7は、東京、京都、一橋、神戸、慶應義塾、早稲田、中央の7大学の法科大学院を指します。
これまで、文科省は「法科大学院は7校+αでよい」と言っているとの噂も流れていたのですが、それは上記の7校であることが明確になってきました。
LL7は、慶應義塾大学が昨年、文科省の補助金加算プログラムに「7大学法科大学院の連携による先導的事業の推進と情報発信」という取り組みを応募し、
これが「特に優れた取組」として認められたことに端を発しています。
しかし、それは単なる任意の法科大学院による自主的な取組にはとどまらない意味を有しています。
次に述べる文科省の新しい方針(これをLL7構想と呼びます)と照らし合わせると、文科省の新方針に合致するのは、
この7校+αという限られた少数の大学しかないことが明らかだからです。
(以下、あまりに長文のため略す。)