ジュリスト 2017年10月号(No.1511)
2017年09月25日 発売
定価 1,440円(本体 1,333円)

ようやく民法(債権法)の改正が成立しました。整備法の対象法律が200を超えるなど,市民生活においても,ビジネスにおいても,その影響は広範囲に及びます。
特集では,改正法の要点をピックアップして,改正内容の整理とともに,課題の検討を行うことで,これからの解釈論の出発点を提示します。
また,本号から,知財分野の若手研究者による1年間のリレー連載がスタートします。知的財産権に関する最新動向を,見開き2頁でコンパクトにご紹介いただきます。
さらに,本号から2号に渡って,波乱の第193回国会の概観を掲載します。あわせてご一読下さい。

【特集】債権法改正の要点
◇特集にあたって●道垣内弘人……14
◇債権法改正の経緯と概要●筒井健夫……16
◇履行不能の規律――プロセス変化の存否●池田清治……22
◇相殺――債権の牽連性●山田八千子……28
◇保証――保証意思の明確性の確保●白石 大……34
◇契約不適合責任のシステム――請負契約を中心に●笠井 修……40
◇定型約款の新規定に関する若干の解釈問題●山本 豊……46
◇歴史は繰り返す?――債権法改正とこれからの民法学●大村敦志……52
◇債権法改正と弁護士――金融法の観点から●井上 聡……54
◇債権法改正と弁護士実務について――一般民事実務の観点から●飯島奈津子……56