毎日新聞 2009年1月7日
第3回 「チョコとチーズでストレス発散」 大橋充直さん(検事)

「受験」には苦労したクチです。中学、高校と受験を経験し、大学は一浪して早稲田大。
司法試験も8回受けました。弁護士になりたかったので、(司法試験に受かる以外)他に方法が
ありませんから。大学受験の本命は、実は中央大でした。当時は法曹と言えば中央大で、
司法試験の合格者も一番多かった。自分の偏差値では、ぎりぎり合格ラインでしたが、
一浪してもダメだった。早稲田は、受かるといいなと思って受けたんです。

一番アシを引っ張ったのが英語で、偏差値は40〜50だった。単語帳を作ったり、
テープを聞いたりしましたが、やる気がなかったので、ことごとく失敗した。
試験当日も、英語の長文問題には何が書いてあるか分からなくて苦しかった。
高3で法律家志望の娘には「お父さんを見てれば安心」と言われますが、
娘も不安感に押しつぶされそうになっている。(自分と)同じだなと思います。
ストレスは「いらいらする」とか、「勉強したくない」と口に出してしゃべってしまうと
気分が楽になる。娘からはそんなメールが携帯電話によく来ます。
法廷は電波が遮断されているので受け取れませんけど…。

(以下略)

◇おおはし・みつなお 58年生まれ。神奈川県出身。早大法学部卒。
27歳で司法試験に合格して検事に。東京地検、札幌地検室蘭支部、札幌高検などを経て、
東京地検公判部。「ハイテク犯罪捜査入門」などの著書があり、「ハッカー検事」の通称で知られる。


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Rock54: Caution(BBR-MD5:1322b9cf791dd10729e510ca36a73322)