当時は一部の金持ちを除けば、そう何本も次々とゲームを買えないし、
一度買ったゲームを、たとえつまらなくても、投げ出せずに、ひたすらやり込むしかない。
そんな中でも、スーパーマリオ1は普通に面白かったし、
やり込み甲斐があるから、皆はひたすらやり込んだ。
そしてやり込んだから、何処に何があるか、どう行動すればいいかが手の取るように分かるようになった。
しかし、簡単に攻略出来るようになった奴らは、単純に「俺って上手いぜ」と思い上がるようになった。

そして、マリオ2が発売されたものの、当時の庶民にとっては、そう簡単には買えず、買える奴は限られた。
そんな中、早々とマリオ2を買ってみた奴らは、早速遊んでみたものの、
1とは全然勝手が違い、1で身に着けた攻略法も全く通用しない。
1では、あれほど無敵だった自分がだたの雑魚と化してしまう事に腹を立てた。
自腹では2を買えない奴らも、友達の家でちょこっとやっただけで、メチャクチャ難しい事を理解する。

こうして皆は、「2は糞だ、1のほうが面白い」と言うようになった。