シグルイのアニメを5年前の2019年の初春、まさに天啓の如く観る機会あり
直ぐに原作を読み、以来その世界観と己の価値観と死生観が共鳴し、
永らく自ら藤木を体現しようとひたすら肉体と精神を鍛え上げてきた
元々漫画は好きであったが、社会人となり日々忙殺される内に、
自ずと漫画もアニメも全く観なくなってしまった
否!ひとたびシグルイを知ってしまった者には、
最早この世に読めるような漫画など一切存在していなかったのである
肉体を極限まで鍛え上げ、今では片手懸垂はおろか指1本で行えるようになったが、
乾いた精神はいつの時代も唯々本物を欲する
特美研の鍛錬の中で、りまが尻とかかとを用いてテニスボールを挟む描写があったが、
自分はそれが出来ない、出来ぬのである!
それだけで、特美研の連中が異常な集団であり、常軌を逸した者達である事が窺い知れる
実相寺と源之助、いずれも尋常に非ず
故にその近しき人々もまた狂っているのである
山口氏がここに来て、何故突然現代ものを描く気になったのか?
劇光仮面はシグルイに迫る、あるいはシグルイを超える作品と成り得るのか?
ミカドヴェヒターの武器は日本刀である
侍の魂が宿るからこそ、肉体と精神は極限に研ぎ澄まされる
劇光仮面はいい加減で無能な人間が読むような作品ではない