>>454
作中で登場する後宮で藤壺を賜った女性は3名だよ
@藤壺中宮(薄雲女院) 先帝の四宮(后腹で紫女王の父は実兄) 冷泉帝の母で源氏の永遠の思い人
A藤壺女御(源氏女御) @の異母妹、朱雀帝の女御、朱雀院女三宮の母
@と同じく先帝の娘ではあるが、母が身分の低い更衣のため臣籍降下(一世の源氏)
年齢的に父を早くに亡くしているので後見が弱かった
朱雀帝が皇太子だった頃に入内して寵愛を受けるも
朧月夜と弘徽殿大后が権勢をふるっていた為中宮にはなれず
朱雀帝との間に一女(朱雀院女三宮)をもうけるが、源氏が帰京して間もなく
「自分は後宮の争いに敗れた上、朱雀帝も権力を失ってしまった、
自分には明るい未来はない」と絶望して数え5歳の女三宮を残して死去
B藤壺女御(左大臣の三の君) 某大臣の娘、今上帝の女御、今上帝女二宮(落葉宮とは別人、叔母姪の関係だけど)の母
血縁的に@やAとはつながっていないかかなり薄い
某大臣の三女で、皇太子時代の今上帝に入内
今上帝のおぼえもめでたかったが、明石中宮が東宮を産んだので中宮にはなれず
今上帝との間にできた子供は女二宮だけ、娘には自分と違って幸せな人生を送ってほしいと大切に育てていた
娘の成人式の準備を整えている間にもののけに憑かれて死亡
同腹の兄弟がおらず(同腹なのはおそらく冷泉帝に入内した姉大君か中の君だけ)、
今上帝女二宮の後見が弱かった事から薫との縁談が持ち上がる事に