人間が不用意に自然に手を出すことがかえって悪い結果を生み出すことがあるが、シャチの詩はそれに対する警告だ、みたいな書き込みを以前ネットで見た気がする。
確かにBJが自分の寂しさを紛らわすためにシャチを構わなければ、子供などの被害は出なかった可能性もある。
実際アメリカでは、理由を問わず任意が野生動物に触れること自体を違法にしている州もあるらしい。
たとえ死にそうな子熊などを見つけても助けてはいけないことになる。

手塚先生はあの話をそういう警告や教訓を意識して描いたんだろうか?
締め切りに追われる中でトリトンを登場させ、悲劇仕立てにして読者の印象に残るようにしただけかもしれないけど、頭のいい人なので深い考えがあったのかもしれない。