ちなみに、東西の対は愛人を住まわせたりすることが多い
たいてい「対の御方」と呼ばれ、北の対に住む「北の方」とか「上」よりは格が落ちる身分
 
紫の上の場合、「対の上」という例外的呼称で、対に住んでいて愛人格なのに、
呼称は「上」で正妻格の呼ばれ方だった

寝殿は邸の主人が住む場所。
主人本人が住む他、家から皇妃を出している場合、その娘を住まわせることが多い