物語としての面白さ、展開の意外性は丸井編が一番だと思う。
普通の漫画なら脇役でしかあり得ない丸井が、主人公キャプテン交代の大河物語の体裁をとったことで主役となるものの、いかにも脇役らしい器の小ささから挫折し、そして再起する。しかし結局目標である全国制覇は達成できず、後輩に託す。
この辺りは少年漫画としては特異であり、秀逸。ギャグというか笑わせる演出も丸井編〜イガラシ編前半が一番冴えていた。