上級問題の回答だが、私の考えでは、
デスノートは内部的に「全知」であり、
23日後までのすべての世界の事象を知っており、しかもそのすべての事象をかなり操ることができる。
なぜそこまで考えるかというと、デスノートは「他人を死に巻き込む操りかたはできない」が
「他人に死に巻き込まれる操りかたは相当できる」からだ。
渋井丸拓男殺しとレイのバスジャック事件でいうと、殺すために秒単位で寸分たがわず、
狙いの場所に余所見運転の車を走らせないと、ああいう事故死に演出はできない。
因果律のレベルで、その日にその付近を走る車を、数十秒も前から「操る予約」をしておき、完璧に操って標的を殺させているのだ。
すると、仮に誰がどこで火をつけて他人が死ぬかなどは、デスノートは23日分の全知機能であらかじめわかっており、人が死ぬなら、
時をさかのぼり操りをキャンセルにして心臓麻痺に。人が死なないなら火をつけることができる。というように内部で判断していると思われるのだ。
清美が人間のいなくなった長野の廃教会で火をつけて焼身自殺にしても、
もし人知れず子供とかが近くに隠れていたら、というと、火をつける自体できないはずだが、
デスノートは全知なので、そういう人間がいないから
全焼でも他人は死なないと内部的に確信したうえで、焼身自殺を実行させているのだろう。