2019/10/17
鋼鉄ジーグ[愛蔵版] 3,080円

1970年代ロボットアニメの名作コミカライズが、愛蔵版で復刊!

日本でのアニメ初放送当時には、連動して少年誌・児童誌で複数のコミカライズ作品が展開されており、中でも、今回復刊される「冒険王」版(1975年11月号~76年9月号)は、
後に『初恋スキャンダル』(1981~86、第31回小学館漫画賞)や『夏子の酒』(1988~91)の大ヒットで知られることになる尾瀬あきらが作画を担当。
「松本めぐむ」のペンネームで、すでに新人離れした画力と構成力が目を引きます。

ダイナミックなロボット・アクションを展開する一方で、敵の攻撃により傷つき戦えなくなったジーグを非難する人間のエゴイズムや、
それに翻弄され苦悩する主人公といった、単純な「正義」と「悪」の構図に収まりきらないテーマの深さや人間ドラマにも重きを置いたストーリー性が、本書の特色と言えます。

本作は、最初の単行本刊行から21年が経ち、入手困難であるため、復刊を待望する声が多くあげられていましたが、
このたび、各回の扉絵なども初出スタイルのまま収録する[愛蔵版]として、あらためてファンにお届けします。