>>357
いや、今の方が過剰なまでに自主規制というか腫れ物に触るような扱いであって
昭和中期の方が天皇家に対しては、今ほど過敏じゃなかった

トニー谷の『あんたのおなまえ何ァんてェの』の歌詞に
「ボクはナルちゃんと申ちまちゅ」と皇太子殿下が登場したり
『サザエさん』ではワカメが生まれたばかりの皇太子の似顔絵を描くとか
手塚治虫の『ボクの孫悟空』で、「あっそう」が口癖の
ヒゲの生えた眼鏡の王様(しかも若い頃、多くの動物を苦しめたという設定)とか
楳図かずおの『まことちゃん』にも屋台のラーメン屋の主人が実は
お忍びの天皇陛下だったのではないかと思わせるネタとか
つげ忠夫の作品にも「あっそう」と返答する昭和天皇を思わせる上司とか
今だと「不謹慎だー!!」とわめかれそうなネタがある

戦前、戦中派ほど皇室に対しては敬意や親しみがあるが
なんとも言えない複雑な感情も同時に持っているから、
逆に今の方が皇室への表現が堅苦しくなりすぎている感がある