よく魚住の桂剥きに突っ込む人がいるが、あれはバスケの試合中に桂剥きという『非日常』であることに意味がある

「考えすぎはよくない」という安西の言葉
「ヤマオーは俺が倒す」からの「何だその顔はゴリ」
カンチョー
「流れは自分たちで持ってくるもんだろがお」の宮城の喝!!

これだけの言動をもってしても赤木の目を覚ますことはできなかった
それだけ赤木の脳は河田に支配されていた
恐らく魚住が観客席から喝を入れてもこの術を解くことはできなかったろう
日常にあり得る光景では無理なのである

しかしバスケの試合中に空から大根が降り、嫁の魚住がエプロン姿で大根を捌いて帰りを待っていたとなれば話は別だ
こんなことは普通あり得ない
自分は山王と戦い河田にチンチンにレイプされていたのにいつの間にか魚住の店にいた…?

赤木(あれっ?これは夢か?なぜ魚住が飯を作っているんだ?河田はどこだ?)

この世界は明らかにおかしい

ここでようやく赤木は目が覚める

河田以外見えてなかった赤木に強烈な非日常を投げ込むことで目を覚まさせたのである

普通に言えばいいだろwという愚かなファンが時々いるが普通ではダメなのである
包丁も大根もエプロン姿も何一つ欠けてはいけない
バスケの試合と全く接点のない光景にこそ意味がある名場面なのだ