お遍路さんは、菅笠に「同行二人」とあるだろう。
あれはね、弘法大師といつも一緒ということなんだよ。

あなたは、はぐれさんといつも一緒と・・・・

わたしは自我の塊だったからねえ。いつも安心のない日々だったんだ・・・・と、
はぐれさんは自我のない人なんだ・・・・と。
気づいたんだ。いや気づかせてくれたんだよ。
(77巻第九章はぐれさんより)