少なくとも、自分が「本当に強い」と思った格闘家以外絶対に認めない木村政彦が
認めるほどの強さだった事は間違いないだろう。木村自身の、大山が柔道家と元相撲取りを二人まとめて
のばしたという証言が残ってるし。いくら木村が若い頃の自分を慕ってくる大山を可愛がってたといっても、
その後一方的に絶縁宣言して離れて行った大山だけを、話をわざわざでっち上げて証言してやる理由もないしね。

極真から離れて行った元弟子達にしても、人間性はともかく、大山の強さまで否定した例はまずない。
「本当は弱かった」なら、袂を分かった以上わざわざ擁護してやる理由もないし、「師匠が弱いから、自分で色々工夫して
修行して、それで強くなった。」とでも本に書けば良かったんだから。
唯一黒崎健時だけが、「喧嘩なら勝てると思った」と書いてるが、それもその前に「空手では絶対に勝てない」が付いてる。
若い頃の大山を知る関係者も、大山に関する批判として「組手と実戦は強かったが型は下手くそだった。」としていて、
批判するようでその実、強さについては肯定してしまう結果になっている。
もちろん現在の進化した格闘技界の「試合」となると通用するとは言わないけど、あの当時としては
やはり飛び抜けて強かったのは間違いないんじゃないかな。