【萩尾望都】残酷な神が支配する-5
サンドラがお墓から出てくるとこ本当コワイ
最初の夫が死ななければ
メンヘラ毒親にならなかったんだろうか? >>273
自分は可哀想と思いながらもすごく萌えるタイプ
でもそれは後にイアンにジェルミがギリギリながらも救われるからだなあ
萩尾先生もグレッグを描くのは快感だったと講演会で言ってるくらいだよ まあ、影の主人公といってもいいあの暴れっぷりやしゃしゃり出っぷりは
好きで描いてると言われても大いに納得出来る 最近何とはなしに読んだらすっかりはまってしまい何度も読み返してる
過去ログもひととおり読破したがまだ熱が冷めない…… ラストってどう解釈したらいいのかな
遭難が楽しみっていうの、イアンを信頼してる、安定してるからともとれけど、やっぱりまだ病んでるんじゃないかと思うのよね
それでイアンが今度は夏に来いよ、シューベルトを歌おうで明るく健全なイメージで終わってる
シューベルトはキラキラしたきれいなものの象徴、恋のようでもあるかな
なんかあのふたりはもう何年か遭難しながらだんだん普通の兄弟に戻っていくのかな、とも思うし、
このまま距離を保ちつつも遭難から解放されて少しずつ普通の恋人みたいになるのかな、とも
まあこれは願望か 完全回復はしてないね
犯した罪も負った傷も、簡単にも完全にも癒えはしないって事なんだと思う フラッシュバックきついけど、コントロール下に置かれつつあるってことかなと思う 保守がてら告白
正気を疑われるけどキャラとしてグレッグが好きでごめん 大丈夫。
ここでそーっと言うぶんには賛同者たくさんいるから。 あり得ないとまで言われたことあるけど残神が好きでごめん グレッグは……
後半の妄想グレッグはちょっとわかる
ノリノリで描いてる感が伝わってきた 「ホラね ホラ おまえは嫌われている」
とかちょっと可愛かった どこのセリフかと思ったらイアン妄想のグレッグか
イアン妄想のグレッグとジェルミ妄想のグレッグが丁寧に描き分けられててすごいと思った
わかりにくい時は名前呼んでから話すしね イアン妄想のグレッグはほっそりしたイケメン。
ジェルミ妄想のサンドラはびっくりするほどお姫様。 BL読み慣れてきたら衝撃が薄れた
でもあの組合には合わないのも自覚した グレッグはサディストな面があるから
どうやってもBL的な組み合わせにはならないよね…
鞭で打つとか首を絞めるとか
愛というより歪んだ執着だし
ジェルミ以外の女性達にも鞭で打ってた
あの性癖は死んでも治らない 全然話違うけど
やさしさに包まれたならの歌詞にある神様って親の暗喩らしい
残酷な神が支配する=残酷な親なのかね >>297
最終巻のジェルミとイアンの「子供にとって親は人間じゃない、神だよ!」
「その神が教えるんだ、愛も暴力も苦痛も…」ってやり取り見るとそう思うわ この漫画ほんとにすごいよね
連載追ってるときグレッグ本当に怖かったしジェルミが売春初めた時は悲惨な最後を想像しちゃったわ ジェルミ積極的に自殺は考えないんだけど、ふらふらっと死んじゃいそうな危うさがずっとあって、それが怖い ジェルミが踏み外す度にイアンが力ずくでも呼び戻しにくるんだよねw
何度ももう駄目なんじゃないかと思ったけどちょっとずつでも変われたから自分の中の母親の存在と向き合えたんだろうね 「ジェルミ、おまえが何度バラバラになっても俺はそのたび何度でも捕まえるよ。」
イアンやさしい。それにものすごくタフだ。 イアンはグレッグの資金力があったからこそ壊れたジェルミを救えたということもあるよね
萩尾さん作品はあんまお金の苦労が描かれないような
そんなことないっけ 確かに貧乏をうらんでるキャラって萩尾作品にはいないねw
シャロンがダンナの手術費用の金策するのもなんか前向きだし、
「ゴールデンライラック」で突然貧乏になってもいい仕事探そうと努力してるし
「メッシュ」で1/2フランの長靴に穴あいてても、教会バザーだから仕方ないまあノリでつくさってあっけらかんとしてるんだよねw >>305
本人親で苦労はしたけど裕福な育ちだからかな
漫画家になってから激貧時代ってあったんだろうか 経験なくても想像力で描けるでしょ
魅力がないから描かないだけじゃね 残酷な事や嫌な事もしっかり描くけど汚くはならないのが素敵だ
あの頃の作家さん達は描くものに品が有ってそこにとても憧れる >>255>>257
超亀だけど君の名前で僕を呼んで遅ればせながら観た
初っ端からエリオはジェルミだったが長身のオリヴァーもエリオに絡むうちイアンに見えてきたw
美しい異国の景色の中2人で自転車乗る姿もジェルミとイアンだった。眼福 ティモシーシャラメの方は黒髪毛深めの美少年て感じで良いけど
額の後退したアーミーハマーはないわ絶対ない >>309
あの自転車シーン本当にジェルミとイアンだよね眼福だった
アーミーハマーがもっと若ければ…とはやっぱり思うけど
それでも実写を疑似体験できて最高だった
萩尾先生も絶対君の名前で〜見てるだろうなあ 百億の昼と千億の夜を読んでたら
イアンの頭に星が入っていくのと同じコマがあった
イアンのほうは父親とか自分自身とかジェルミ
への赦しみたいな意味だと思うけど
百億〜のほうは話が壮大すぎて理解が追い付かない
でもなんとなくこのシーンは好き 見てきた。阿修羅の思考は計り知れないが、イアンの方は理解を表すのかなと思う。
イアンはジェルミの言うことがわからない。好きという言葉ひとつでもイアンとジェルミでは意味が異なる。
あの夜ようやく、イアンは理解したのではないだろうか。ジェルミが何に苦しんでいるのかを… 最終回のジェルミとイアンってどんな関係になってるんだろ
普段の性的関係無さそうだし恋人ではないよね
イアンにガールフレンドいるみたいだし
普段は兄弟バージョンで年末に恋人として共に遭難するってことなのかな?
ガールフレンドとはその度に別れて
昔読んだときは2人は恋人同士になる終わり方だと思ったけど
今読むとそれも微妙な終わりなのかな?と思うようになった
でも輝かしい思い出のボートシーンで〆めてるしやっぱり恋愛なのかな
うーん… これ考えはじめると止まらないよねw
マージョリー(とその家族)はふたりの関係をどう思ってるのかな?あたたかく見守っている。または興味津々で見守っているw 最後に安易に恋愛を落としどころにしてない所が萩尾さん的なのかなぁと思う
でもそれまでの過程からして愛だろうなとは思うけど ガールフレンドと言うのだからナディアみたいなステディじゃないんだろうね
最初のころナディアと付き合う前に出てきたロンドンの女のような、複数デート相手がいるみたいな軽い関係
愛してるのはジェルミだけどあんなだから、普段はジェルミの思うようにまかせている(連絡の取り方とか)
やっぱり身体の関係は年末だけかな
それもジェルミはもう大丈夫だよ僕に付き合うことないよと言ったり
待っていると言ったり……ツンデレ? ツンデレだよね。連載当時ツンデレって言葉があったか覚えがないけど ツンデレって言ってる人はネタで言ってるの?
普通に情緒が不安定なだけだと思うんだけど イアンから見ればってこと
ジェルミがイアンの気をひこうとしてるわけじゃない ツンとデレの塩梅が凄くいいよねジェルミ
売春してるくらいなのにキッチンでキスすると真っ赤になって怒るとか
男としてはたまらないだろうな 公式にはまだ結婚していないと思った。
それが作家として長続きする秘訣かも。 人による。
嫌う人は嫌ってるし
萩尾先生と竹宮先生はある意味真逆に思えるし >>325
うむ ホモってジャンルが好きなんではなく
「少年愛」と言った現実味に乏しいのが好みと思われる
いわゆるBLは嫌がるのでは? だーかーらー
「おんな」から離れて愛だの性だのを描くには
おとこ、それも少年同士を描いた方が
客観的になおかついろいろな趣味嗜好を混ぜられるので
描く対象をおとこにしているんではないの?
ホモが好きとかそういう問題とは別だと思うが。 萩尾作品は幅が広いというか、タブーがあんまりないから誤解されるのかな。
私の好きな台詞が、X+Yにある。タクトに女性の婚約者がいると知ったモリの台詞で
「昨今恋愛の趣味はピンからキリまであるけど、一番オーソドックスだよな、一対一の男女ってのは」
萩尾先生にとってはホモもひとつの形態にすぎないんだろうね 遭難中にハッビーニューイヤーって次々電話かかってくるんだよね。イギリスの習慣なのかな? >>328
そうそう
たぶん大事なのは性欲のありかじゃないんだよね ホモスキーとかホモスキンとかホモ−リアとか
少女漫画はホモが大好き。
もっとも、日本漫画でホモという言葉を始めて読んだのは
「ホモホモセブン」だった。 男がキャットファイト焚きつけるのと同様
自分にリスクないところでやりあってくれる話だと煽れるのよ 少女漫画はほとんど読まないし知らないんだけれども、
BLの反対のGLというのかレズものってどんなのある? 「『残酷な神が支配する』を書くことで、悪夢を見なくなった」
私の少女マンガ講義
U章 少女マンガの魅力を語る
萩尾 『残酷な神が支配する』を描いた時には、主なストーリーができていたので、編集部に
「二年くらいで終わる話です」と言っていたのに、実際には九年かかってしまいました。
何故かといえば、グレッグという困ったお父さんを描き始めたら、意外と悪役を描くのが楽
しかったんです。グレッグという人はヒール(悪役)ですから、原稿に取りかかる前は「この
人を描くのはつらいかな」と思っていたんですが、実際に描いてみると、別の視点から見られ
るせいか、ものすごく面白くて。ついつい主人公イジメに力が人ってしまいました。
−−−- 残酷な神が支配する一のグレッグは、主人公のジェルミに執着して、わざわざ彼の母親
と再婚までする人物です。ジエルミの母親や社会に見せる表の顔と、ジェルミを性的に虐待す
る裏の顔がある。徹底した悪人ですから、描くのが大変なのでは、と思っていましたが、面白
かったとは! 悪意を描くというのは、物語にとっても大切なんですね。でも悪役が魅力的に
見えるのは、どういうことなんでしょうね。自分の好きなようにふるまうからなのか(笑)。
萩尾 そうかもしれない。ある意味、悪役が何かを解放してくれるんじゃないでしょうか。自
分の中に抱えこんでいた。ものが、全部出てくるというようなものかしら。
人間にはやられたことをやりかえす習性があるといいますね。強い人に殴られたら「畜
生!」と思って、自分より弱い人を探して殴るという。だから親切にされたら誰かに親切をか
えすという、よい面もあるんだけれど・・・。
1/ 育っていく中で、我が身に受けたいろいろな理不尽なこと、主に親をはじめとする大人、教
師などから受けた抑圧、納得できないと思いつつも我慢してきたいろいろなことが、グレッグ
を描くことによって、不思議なことにどんどん解放されていったんですね。
だってグレッグってすごく都合のいい人で、自分が悪いにもかかわらず全部、誰かのぜいに
する。「私がこんなことをするのはおまえが悪いからだ」とか、他人のせいにして自分は反省
しない。だから描いていると、目分が受けでためこんでいた負の感情を吐きだずことができた
んでしょうね,カタルシスがあって、こんなに気持ちがよいのかと思いました。びっくり。
-----そういうキヤラクターはグレッグが初めてだったのですか?
萩尾 彼ほどあからさまな悪人を、完全に意図して描いたのは初めでですね。悪人だからどん
なに悪くしてもいいし、どんなにわ力ままなことを言ってもいい。
-----それにしても二年の予定が九年に延びたとは相当長くなりましたね。同時に、物語が育っ
ていったところもあるんでしょうか。
萩尾 それもあしますね,『残酷な神が支配する』を描く前は、悪夢を見る時期がちょくちょ
くあったんですけれど…。
-----さしつかえない範囲で、どういう夢だったんですか。たとえば続き物の夢を見る人もいま
すよね。連続ドラマのように同じ話が続くとか。
2/ 萩尾 いろいろなんですが、非常に理不尽な怖い目にあっているとか,何かのことで、ずっと
叱られているとか。たぶん怒っているのは親だと思うんですけどね,自分は説明したいのに、
全然しゃべれないとか。
追い詰められるシーンも何度も夢に見ていたんですが、『残酷な神が支配する』を描いてい
る途中から、まったく見なくなりました。リハビリになったんじやないかな(笑)。それまで
は怖い夢を見るのは当たり前だと思っていたんですが、「あ、見なくなるんだ」とわかった。
自分の中のドロド口を全部出しちやったら、悪夢を見なくなったのが面白かったです。
-----夢そのものは見るけれど。
萩尾 はい、追いかけられ責められる怖い夢を見なくなりました。
この連載が続くあいだに、父親の心理についても踏みこんで描けるようになりました。その
おかげで、「大人対子供」の関係を描く時に、以前よりも大人の心理について考えられるよう
になったんです。
『残酷な神が支配する』が終わったあと、『パルバラ冥界』を描いたときに、
初めて父親の立場の人を主人公にしました。『バルバラ冥界』は父親と息子の話で
す。それまでは子供の立場からでないと、父親は描けなかったんですよ。
3/3 萩尾御大にして、世間の縛りへの悪夢を見ていたんですねえ 作者は親によって(精神などを)虐待されていたのかね。 >>343
分かってて仰ってるのかな?
こっちも説明がめんどくさいので
「イグアナの娘」をお薦めする
あんな感じの家族との付き合いやったと思われたら宜しいかと。 虐待と言うほどだろうか。親は他の兄弟達と同じに育てようとしただけだろうと想像してる。
萩尾先生根っからのクリエーター、一種の天才だったのが、死ぬまで理解できなかったんだろうと。
しかし、萩尾先生が残神描いたのアラフォーだよね。それまで悪夢を見続けたとは、親の影響って大きいな。 >>345
>親の影響って大きいな。
いくつになっても幼少期に受けたものは残るよ。
良きにつけ悪しきにつけ。 あの年代で、パイオニア的な仕事なしてきた独身女性が
普通の父親からでも社会的にでも求められる女性像といかにか乖離してるか 「良い人でなくてはいけない」という無言の誓い的縛りもあるしね。 >>346
考えてみたら作者の代表作と言われたものほとんどに、まともな親子関係が出てこない ライフワークみたいなものだと思う>親子の葛藤
超ハードなものからごくソフトな関係まであらゆるパターンあるね。まともなのもあるよw 竹宮惠子さんと同好だという印象づけがなければ、
もっと早くに読んでいたわ。残念なことだった 子供を生んで、自分が親の立場に立って初めてわかることもあって
個人としてカタルシスを得る人もいるけど
先生は作品を生んで、多くの読者にカタルシスを与え続けているのが凄いわ
表現者として世に出てきてくれてよかった サンドラみたいな女ってどうしたらまともになったんだろう?元凶すぎ 父ジェルミみたく包容力があるまともな男に愛されてまったり生きられれば良き妻でいられただろうよ
相手(グレッグ)とそれを取り巻く環境が悪すぎた
ルイ16世も他国との諍いもなく民の生活も満たされた平穏な世の中ならば名君とまでは言わないまでも国民に愛されただろうしな 極悪非道のグレッグに目をつけられたのが運のつき。元凶はグレッグ、サンドラはグレッグの暗黒面に気づけなかっただけ。 ジェルミが娘なら早いうちから嫌悪感を覚えて逃げられたかも
同じように男に依存するとしても。。 自分は無料で久々に最初の方読んで
文庫を引っ張り出してまた読破した
読むたびに感想が違う キャスはどうなったのかなあ
バレンタイン関連は何度読んでも兄にイライラするわ >>359
ナボコフ「ロリータ」だと 10数年前は
ハンバートハンバートを14歳の少女に振り回された悲劇の主人公として
たいていの男性読者、女性もまたそう認識してたものです
某板でその一般的解釈にブチ切れたらキョトンとされたもんだ
残神との違いは子供狙いで夫になったても母親が生きてるところくらいなのにね
まあそこからも長いけどさ
ロリータを読んで疑いなく楽しむ人たち特に男性作家が
視座と性別が違うこの作品だと「萩尾先生こわいーーー」ってなってたんは考えものよ 文庫版の3巻以降をコミックス版で読みたいのですが、何巻からが良いですか? 最近一気読みしたんだけど、BL特に好きじゃないから後半の展開がちょっと微妙だった
ジェルミとイアンは色恋なしの関係ではだめだったの?
ジェルミが情緒不安定でヒステリックすぎて、イアンがそこまで夢中になる魅力がよく分からなかった
あと、バレンタインの兄の存在がちょっと気持ち悪かった エリック気持ち悪いよね
両親揃ってるのにバレンタインを全く守ってあげないし リリアよりなんでグレッグは離婚しなかったかが不思議 世間体が恥ずかしいからかな
リリアを追い詰めてる言動を見るに
イアンの教育の為、暖かい家庭の為には見えない 離婚てそんなに恥ずかしいことかな?
意地になってるようにしか見えないが 恥ずかしいと思う人にとっては恥ずかしいことだし
恥と思わない人にとては離婚しようがなにしようがどーでもいい
ってことだよ 女を見る目がなかったとか親同様不幸な結婚をしたって恥じた感じ >>338
>グレッグは、主人公のジェルミに執着して、わざわざ彼の母親
>と再婚までする人物です。 自分は両親みたいにはならない、愛する人を得て幸せになるんだ、という気持ちが強すぎたんだろうね
歪んだ理想像は、表はサンドラ、裏はジェルミを求めた 1980年代のイギリス上流階級だよ
離婚ぐらいよくあることじゃないの