ブレードチルドレン全員に味方になるだけで幸福を感じさせてくれるような存在が見つかるとは限らない。
それなら下には下がいる、その最下層の鳴海歩は笑っている。
だったら俺にも可能性がある。とブレチルに信じさせなければならない。
そのため、歩は彼らの中の誰よりも孤独で絶望的な状況にいなければ意味がない。
そのなかで笑って生きて、同じく孤独な彼らに希望を与え続ける道を選んだ。
ひよのがそばにいたらその役割を果たすことはできない。
要するに幸福になれる条件のハードルが上がってしまうから。