>>628
ストーリーがつまらないとよく言われるけど、
単体の話ごとを取り出してみるとけっこうどれも良いんだよね
けどつなぎ方が唐突だから、今なんのための話なのか分かんなくなるのが欠点だけど
バトル漫画は急にバトル始めても盛り上がらない、なんのためのどういうバトルなのか、そこを盛り上げてから始めないと

話全体をもっとシンプルにして読者に分かりやすくしたうえでエピソードを作っていけば、
エアギアも天天ももっと名作になったはず
なのにどっちもストーリーと謎を作りこみすぎてて初期から伏線貼りすぎだからわけわかんなくなってる
設定厨なタイプの作者が陥りやすいミス
漫画はもっとドーンと主人公の動機、目的、それだけがハッキリあってそれに沿って話が進む形の方が分かりやすいし面白い

天天は登場キャラが多すぎて主人公が誰なのか分からない複雑な構造になってしまっている
個々のキャラは良いが分散してるから読者は誰の立場で見ればいいのか分からない
マサタカなのかマサオミなのかナギなのかアヤなのかマヤなのかソウハクなのか

逆にエア・ギアは主人公はハッキリしてるが物語がベヒーモス戦終了あたりから全然別のものになってしまい、
主人公の立場が唐突に変わっていくため感情移入しづらい
イッキがいきなりジェネシスに担がれるという展開にキャラみんなが戸惑ってるけど、それ以上に読者が戸惑うわ
それ以降周りで勝手にいろんなことが起こり続けてしまい、実はイッキの立場は常に受動的でしかない
少年漫画バトル的なカタルシスがない
立場は一介の弱小チームのままいろんなチームと戦ってクラスあげていくという王道な構造にした方がはるかに分かりやすかったと思う
あと、イッキのキャラもちょっととがりすぎだな カズに人気が出るわけだ

長文すまそ
ほんと惜しい作家だよ
絵が上手いだけで漫画が描けない作家なら山ほどいるが大暮は絵だけじゃない、キャラもストーリーもかなり面白いのになあ