川村先生は婚約者が人間的にとても「いい人」であることは十分に理解していたが、
いつまでたっても自分の体を求めてこない消極的な態度に、20代前半の活動的な女性として
どこか物足りなさを感じていた。

そのために、婚約者がいる女教師でありながら、自分の教え子でまだ17歳の一平と、
許されぬ肉体関係を持ったあとも、そのときに初めて知ったセックスの快楽と女の悦びを
忘れることができなかった。

あの夜、2回目のセックスでイカされたあと、明け方まで、後ろから前から様々な体位で、
されるがままに一平に犯され続けたこと…

あまりの快感に、年上の女教師としての理性も恥じらいも忘れてよがり狂い、
教え子の逞しい肉棒の虜になったこと…

その教え子の硬く勃起しきった肉棒で激しく犯されながら、淫らな歓喜の叫びを上げ、
割れ目から愛液を垂れ流し、全身を痙攣させて何度もイキ果てたこと…

そして、17歳の教え子の精液が、婚約者がいる女教師の自分の膣内(なか)に、
何度もドクドクと大量に放出されたこと…

そんな一平との凄まじいセックスの光景と、そのとき味わった禁断の快感を思い出しながら、
しばしば自慰にふけり、婚約者では満たされない女の情欲を慰めていた。自分の指で陰部をまさぐり、
感極まるとき、あの夜と同じように、「安田君…もうだめ…イク、イク…ああっ、イク…」
と泣くような声が思わず出てしまうことも度々だった。

教え子と過ちを犯したことについて、婚約者に対する罪の意識が消えることはなかった。
しかしその一方で、一平へのほのかな思いが、だんだん強くなっていく自分に気づき、
先生は戸惑いを隠せなかった。