>>246
家族や友達は壊したくないからでしょ。
特にあのかわいらしい親友は彼女にとっては最後の聖域って感じた。
ユウヤも道具にすぎない描写。
家族は単に面倒くさくなるから黙ってるし取り立て尊敬もない。
あの子には破壊衝動に似たハチャメチャに行動したい一面があって、成績上げるのもその一環みたいな感じに思えたな。
親友の子には香水つけるのと同様不自然に見えていたわけだし。
あのネット網が一般に張り巡らされる直前の、若い世代の黒い衝動のいき場の無さが良く描けてると思う作品だ。
ひたすら、退屈で退屈で仕方がない…みたいなね。
そういう見えないエネルギーを描くの、すごく巧い。

今のように明け透けになった時代を岡崎京子はどう描くかなっていうのに興味があるなー。
話だけでも作ってほしいな。