「弟子が大物になっちゃったよう」…ああ、この文章とは無関係な独り言です。

さて、あしゅら男爵の 男女半身がそれぞれ“トリスタン”と“イゾルデ”と名付けられていますな。ただでさえ他のロボットアニメ、
それもヒット作で使用された固有名詞は避けるべきなのに、何故か両者とも、今川泰宏の弟子筋にあたるとされる谷口悟朗が深く関わった『コードギアス R2』『勇者王ガオガイガー』で印象的に使われた名前ですね。
伝承の『トリスタンとイゾルデ』の物語とも無関係ですし。なんで、こんな名前になったんでしょうかね??ふしぎふしぎ。

関係ないけど今川泰宏が次にどこで仕事をするか楽しみにしてていい??

ちなみに『コードギアス R2』のトリスタンは準主役ロボの名前、『勇者王ガオガイガー』のイゾルデはNumber11『イゾルデの門』に登場した巨大粒子加速器でした。
なお『イゾルデの門』は、・パスダーと機界四天王がGGGと初遭遇・ボルフォッグ初登場・ゾンダーメタルプラント破壊により、ゾンダー側の作戦行動に支障など、結構重要な話です。

ところで、石川賢『ミケーネ 恐怖の遺産』を底本にした第16話に、甲児の「よくも俺のマジンガーを悪魔にしたな!!」みたいな台詞がありますね。
これは原作ではケドラに寄生されたマジンガーZが自衛隊?隊員を相当数殺し、街を破壊した事に対して発せられた言葉なのですが、
今川版では外見が魔王ダンテに変わったり、メルトダウンしそうやら、ピカピカ光ったりしながらも、結局実害が無いのに同じ内容の言葉が使われます。

いやはや、行動ではなく外見だけ、言葉 の意味も判っていない、今川節とやらのハリボテぶりを示す好例ですの。(ボスの台詞にも同様に意味を理解していない改竄あり。)
なお、他の部分のアレンジはいつもの出来、つばさが甲児とさやかの出番を奪うのも、この話の構成ならつばさがマジンガーZを操縦した方が自然じゃんと感じるのもいつもどーりなので、特にツッコミません。
でも、タイトルは『翔べ!くろがね屋うらごろし』に変えようぜ、くらいは言っとくか。

この程度の脚本で製作にゴーサインが出ちゃうのは、完全に人災ですがの、このアニメも“製作委員会システム”で作られているから、責任の所在も明確にされる事無く流されていくんでしょうなあ。