誰かの頭の中から 虚ろなiがくるりくるりと抜け出して
ミステリアスなπと手を繋ぐ
ふわふわ浮かぶ二人 眼下の砂漠にはe
それを見つけた二人 eの肩に舞い降りた
すると 砂漠の上にポツン 小さな学校が突然現れる

中に入った三人は たちまち捕らえられ
緑色をした黒板に 張りつけられてしまう

混乱した三人を横目に 不敵に笑う悪魔の様な教師
悪魔は短い白墨を手に取ると ゆっくり何かを書き始めた
不敵な笑みはそのままで
白墨の粉が舞い チョークを打ちつける音が響く
悪魔のチョークが沈黙した
その瞬間
すべてが消失した
戦争も 平和も 愛も 憎しみも 喜びも 悲しみも 
そこにあるのは ひたすらの虚無だけだった

さて、教師は何を黒板に書いたのでしょう?
答えはひらがな5文字でトリにしました