以前、国民年金基金の損益分岐を調べたときは、掛け金の回収しか考慮してなかったけど、

実際は、掛け金は年金受取開始まではリターンが無い状態になるので、
この損失も考慮しないといけなかった

試算してみる

49歳から b型7口 掛金64440円 を60歳まで 10年10カ月かける
掛金総額は8377200円
年金額は65歳から年額523000円
単純に考えると、8377200円の掛け金で年利6.24%

しかし、49歳から65歳までの16年間はリターンが無い
この間年利5%程度で運用できたと仮定すると、
失われたリターンは、8377200 x 0.5 x 0.05% x 16年 = 209430 x 16 = 3350880円

よって65歳年金支給開始時は、掛け金837万円と失われたリターン335万が
マイナススタートになる

損益分岐点は、11728080 / 523000 = 22.4年 = 87.4歳

これは社会保障控除は含んでいない
毎年20%控除できたとすると
実質の掛け金は、6701760円となり
損益分岐点は、10052640/523000 = 19.22年 = 84.2歳

掛け金をかける16年間まったく投資のことを考えなければ
年利は6.24%だから12.8年で回収=77.8歳だが
例えば米国10年国債なら年利3.2%程度あることを考えると
失われた投資リターンが0と仮定するのは無理がある