>>74
https://i.imgur.com/z021MfX.jpg
参考になるかどうかわかりませんが、SLAtestmodelサポート付きをそのままLCD機種で出力した物です。
歯ブラシで擦り過ぎたので表面がザラザラですが、そこは無視していただいて

当方の環境では、ビルドプレート付近は、過剰に硬化します。
ビルドプレートと印刷物の剥離防止のために通常は6秒ほどの露光時間を60秒や70秒の設定になっていますから、いわゆるオーバーキュアになります。
透明レジンで顕著な印象ですが、当方の環境ではビルドプレートがアルミの光沢があり、更にオーバーキュア設定と合わせて、
結果的には、4mmから5mmのレイヤー高さまでは過剰に硬化しますので、サポート材を4mmから5mmは入れないと、造形物が面積方向に広がります。
大面積造形物で顕著で、中身が詰まった物だと、面積方向に2mmや3mmは膨らみます

設定次第でできるだけ回避可能だと思いますが、造形物が脱落して、LCDパネルヘのダメージが加わると酷い結果が予想されるので、
絶対に剥離しないような設定のまま使っています。

余談ですが、ビルドプレート表面(造形物面)は平坦性と共に一定の凸凹が要求される印象です
ビルドプレート表面の状態を例えば、クリームクレンザーで磨くと、造形物の定着性が変わります
鏡面仕上げにすれば造形物を取り外しやすくなると思いますが、同時に脱落しやすくもなりますので、頃合いが難しい印象です

また、造形物へ未硬化レジンの付着が多いと次のレイヤーの硬化時に固まりやすくなりますね
例えば、ほぼ水平なわずかに斜めの5mm幅の板を出力した場合に、下側(FEPフィルム側)は綺麗に積層痕が生じているのに対し、
上側(ビルドプレート側)はレジンの付着により、なめらかな表面になります。
積層痕の角に付着したレジンが残留して、次のレイヤー硬化の光が繰り返し当たることで、生じるようです。
レジンバットに入れるレジンの量や、剥離時に造形物を持ち上げる速度や距離でも変化があると思います。
おそらく、レジンを多めに入れて、造形物表面の硬化開始条件に近い残留レジンをフレッシュレジンと混ぜてやれば回避しやすいのかと