>>393
冷却能力に関係なく、フィラメントはどこかで融ける。
融ければ軟化・膨張が起こり(摩擦によって大きな)射出抵抗が生じる。
そこで壁側の材料が金属なのか、PTFEなのかの差は大きい。PTFEにすれば摩擦は一桁下がる。
だから多くのヘッドでPTFEチューブが採用されているわけだ。

冷却にこだわるのは、おそらくヘッドが長すぎるからで、ヘッド自体短くすれば冷却なんか不要。
例えば私の3Dプリンターのドライブギアからノズル先端までの距離は40mmで、フィラメントが融けるのはちょうど中間地点。
そもそも冷却フィンなんてないし、ファンは付いているが、これを止めても普通に木質フィラメントをプリントできる。

軟質フィラメントに関しては、TPUより木質の方が難しい。
TPUは柔らかいだけで粘りは十分にあり割れないが、木質は割れる。例えば、普通に引き戻すとフィラメントが削れて終わり。
私が使っているのは、ColorFabbのWoodFillとFormFuturaのEasyWoodで、両方ともよく似た特性を持っている。
これをPTFEチューブなしのボーデンでプリントできてる人はいるのかね?

ただし、PTFEチューブ使っている限りPEEKやPEIをプリントできない。
したがって、PTFEチューブを使わなくても設計次第で全てのフィラメントをプリントできるなら無くすし、
ダメならPTFEチューブありとなしのヘッドを交換できるようにする予定。