>>417のつづきみたいなやつ

カタリナ・エインズリィ(フェンサー♀1、CV:お転婆)
ギルド「アールティヴィ」のサブリーダー。19歳。金髪碧眼の、歳にしてはやや活発に過ぎるほどの少女。
リーダーのシャーロットと同じタタンの出身であり、幼い頃からの友人――よりも、さらに踏み入った関係。
時に競い合い、時に助け合い、寝食までも共にする彼女らは、ある意味血縁よりも深い関係で結ばれている。
シャーロットが単なる深窓の令嬢にとどまらず、外界への豊かな興味と旺盛な探究心を得たのは、ひとえに彼女のおかげと言って差し支えない。
ほどほどに豊かな農民の娘であり、家業は3つ下の弟に任せ、自身は家族の生活を助けるために冒険者を営んでいる……
というのは半ばほど建前。シャーロットが旅に出ると聞いた彼女が、自分も連れていけと言って聞かなかったことから推して知るべしと言えよう。
似た者同士は惹かれ合うのだろうか、シャーロット以上に意志が強く、一度決めれば最後まで我を通したがる。
ただ決して自分本位な性格ではなく、彼女なりの価値観のもと、強い正義感を胸の中に秘めている。
座右の銘は「花より団子」。実際、彼女はあまり「女の子らしい」行いに興味はない……が、自身よりも遥かに「女の子らしい」シャーロットに、内心では憧れてもいる。


イグナツィオ・トラウベル(ドラグーン♂1、CV:ハイテンション)
男性、24歳。赤みがかった茶髪にターコイズブルーの瞳を持つ美青年。
アルカディアでも指折りの名門大学である、ツェンゲボーテ連邦共和国のコルキスタ士官学校を出身とする。現在の所属は同国陸軍第431遠征分隊。
後述するセシルとは同期生であり、グリーグとボルフェルトは先輩にあたる。
ツェンゲボーテ連邦共和国は近年樹海探索とそこから得られる各種資源を重要視しており、国を挙げての軍事遠征計画が進行中である。
無論のこと自由と平等を旨とするアルカディア評議会にとって、特定の国家や組織勢力が世界樹に偏った影響を及ぼすことは望ましくない。
連邦共和国側もそれは理解しており、何らかの形による世界樹の接収を狙ってはいるようだが、今の所は自国軍を一般的な冒険者枠として少数送り込むに止まっている。
そんな彼もまた、「冒険者」として世界樹を訪れた軍人である。
本来であれば4人でギルドを組む予定だったが、「頼れる人数は多い方がいい」という彼の提案で、シャーロットが立ち上げたアールティヴィに参加した。
と言っても、ややプレイボーイの気質がある彼が、シャーロットかカタリナと関係を持とうとしたというのが本当の所。
しかし合流してからすぐに、「この2人の仲に俺は入っていけない」と悟った、とのこと。
実際のところ、端正で頼り甲斐のある2枚目である割には、士官学校時代から恋愛関係では手痛い火傷を負ってばかりだという。
なお同僚であるセシルには既に十数回の告白を敢行しており、その全てにおいて見事な玉砕を果たしている。「あれは女として見ていない」とは、彼の弁である。
趣味はチェスとバイオリン演奏。子供の時から両親に教え込まれた芸らしい。好きな食べ物は、タバスコとチーズを山ほどかけたペペロンチーノ。


セシル・テレジア・フィッツジェラルド(ドラグーン♀1、CV:冷静)
女性、24歳。輝かしいまでの金髪と透き通った碧眼を持つ麗人だが、左眼の眼帯と端正ながら無感情な顔立ちが印象的な、通称「鋼の女」。
ツェンゲボーテ連邦共和国の軍閥貴族・フィッツジェラルド家の長女。「力ある者は、力なき人々を護らねばならない」という「貴族の義務(ノブレス・オブリージュ)」を幼少期から強く教えられて育つ。
それ故に士官学校では常にトップクラスの成績を収めてきたが、ある実地演習の際に所属していた隊が魔物の襲撃を受ける。
結果として隊は全滅し、彼女も左眼を失明。それ以来、「未熟な自分では、また誰かを守れないのではないか」と、人との関わりを恐れるようになる。
幸い同期であるイグナツィオが心の支えとなったお陰で、それなりに立ち直ることはできた。しかし未だ振りきれぬ慚愧と復讐の念から、時折ひどく思い詰めたように他人を突き放す態度を取ることがある。
グリーグとボルフェルトとは、イグナツィオの上官であったことから親しくなった。彼らの隊に組み込まれた彼女もまた、世界樹の探索のために派遣された一兵卒である。
冷静で物静か、極めて寡黙な女性。自身にも他者にも厳しく律するような態度を求め、暇があれば愛銃のオーバーホールをしている始末。
だが意外なことに家事洗濯や清掃などもよくこなし、寝る時は子供の頃から使っているウサギの人形をいつも抱き締めている。好きな食べ物は、イチゴのショートケーキ。