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タブンネさん 経験値62ポイント目
0001名無しさん@お腹いっぱい。垢版2012/07/11(水) 21:49:58.99ID:b9JPJ89n
ここはタブンネさんをいじめつつ愛でるスレです


        ,. ― 、__                  〜プロフィール〜
      /:.:.:.;.:'´.:.:.:.:.`:ー'⌒\            No.531:ヒヤリングポケモン
    (¨´ー‐/_r。:.:.:.:.:.:r。:ヽ:.:.:.:.:\           タイプ:ノーマル
     `>‐{ じ'〜〜じ'ー}_/ー‐'´,)            図鑑:耳の触角で相手に触れると心臓の音で体調や気持ちがわかる
     { ◎ハ   ヽ-'   / v<¨´               桁外れの聴力を持ち、微かな音で周りの様子をレーダーのようにキャッチする
      ̄ ノ'ヽ.   r‐.:'ヽ.\◎)           特性:いやしのこころ(味方の状態異常を治すことがある)
      __/:.;.:.:.|   |:.:.:.:.:.:.\¨´                  さいせいりょく(他のポケモンに交代すると、最大HPの1/3を回復する)
    ゝ--/:.:.:.|   |:.:.:ヽ,\:ノ'ァ           夢特性:ぶきよう(持たせた道具の効果が現れない)
        |:.:.:./   ヽ:.:.:.:.',、  ̄             身長:1.1m
        i:/      \:.:| }             体重:31.0kg (けたぐり・くさむすびの威力60)
       ヽ.  r―,   ソノ                  種族値:HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早
        L_)_j  (_r_ノ'´                    103 60  86  65  86  50

ルール
・荒らし、煽りはスルー
・自演やなりきりは禁止、AA貼りもほどほどに

※次スレは>>970
の人が立ててください
※このスレッドには過激な表現が多く含まれています
  スレ運営についての抗議、趣向の身勝手な押し付けはスレ違いなので、ブラウザを閉じることを推奨します
※エロ・グロ絵を投下する場合は明記すること

前スレ
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/poke/1338466489/
タブンネさん@ウィキ
ttp://www45.atwiki.jp/keikenchi/
タブンネさん 避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/game/52094/
タブンネアンチスレ
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/poke/1335879239/l50
0409冬の夜 家に帰ると タブがいた(3/3)垢版2020/05/16(土) 11:13:13.63ID:dK+DTm1+
翌朝・・・
コタツの中から変な臭いがしたので見たら大変!

ベビンネが 燻 製 み た い になっておりますぞ!!

・・・どうやら金ダライの上端がヒーターに接触して、上下左右から直接熱されてしまったわけですな。

そこに残った血(汗?)の足跡を見ると「あ つ い よ う」と思っていたことが分かりましたぞ…
・・・当然ですな。

どうしようと思いましたが、親に正直に言おうと金ダライを持って外に出ると、雪の山がそこにありました。

まだ温かい金ダライを当てて溶かしてみると、案の定タブンネ夫婦が埋まっておりましたわ。

雪を払った後揺さぶると、1匹だけ目を開けて「ミ(ありがと)」と弱弱しく鳴きました。

「そのー お預かりしたお子さんなのですが…」

「フィ…(どうしたんです か…)」

「こうなりました」

そうやってタライの中を見せると、タブンネは白目をひん剥き「ミゲエッ!」と鳴いて絶命しましたぞ。


・・・わ、私は悪くないですぞ。

こうして親タブンネが凍死してしまっているなら、私が引き取らなくても結局ベビンネは寒さで死んでたんですからな。
0410冬の夜〜おまけ(ベビンネ視点)垢版2020/05/16(土) 11:16:43.80ID:dK+DTm1+
さむくてこごえているとぼくだけニンゲンのおうちにとめてもらえることになった

ママたちはそと いやだなとおもったけど こうしなければみんなしんでしまうとおこられた

ニンゲンのおじさんのいうことをきくようにいわれてたので 「ここまで」といわれたところにいた
そこはいしのうえで かたくてつめたかった 
これならママとパパの間のほうがいいけど そんなこといったら何をされるか分からないから
「さむいからそっちにいかせて」と おじさんのいるところにいれてもらえるようにたのんだ

おじさんは「オフロにはいったらいいよ オフロをいやがらないとやくそくする?」というので
なんだかわからないけど「する」とこたえた

そうしたらおじさんはぼくをつれてあたたかいむっとしたへやにいれてくれた やったぁ!
とおもったら おじさんねっとうをぼくにかけてきた あつい!いたいよぉ!

そしてヌルヌルするものをぼくにかけて ピリピリするしもやけをごしごし 
いたいいたい!しみるよぉ・・・


きがついたらまだぜんしんヒリヒリ そしてしたはなにかつめたいものだけどいまはきもちいい

そうしたらおじさんは ぼくをむっとするべつのあたたかいところにいれてくれた

・・・あつい!

くうきだけじゃなく下がやけるようにあつくて あわててぼくはにげようとした でも上がふさがれていてでれない
まわりもあつくてかたいかべがおおっていてどこにもいけない

「おじさん!たすけて!」

あついあついとなんどもさけんだけど…おじさん きてくれない・・・

あつい・・・いたい・・・あつ
0411名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/16(土) 18:50:19.66ID:Oh1sOUtk
>>410
あ つ い よ う

燻製ベビンネヤバいw
フトマキさん懐かしいわ
昨日SSまとめサイトでタブンネビーフ読んでたんたけど
燻してる間「ママが助けに来たぞ」とか言って励ましてれば
多少は即タヒせず長くミイアドレナリンを分泌出来るんだろうな
0412407-410垢版2020/05/16(土) 21:30:09.55ID:dK+DTm1+
>>407で一部誤記があったので訂正

> 「部屋を汚したり騒いだりしない」という約束を子供たちに言い聞かせる用に言っておきました。
→子供“”に言い聞かせる

>そう言うとそのタブンネはベビンネと「今晩は私たちと別に寝るから大人しくするんだよ」と言いたげに説教し
→ベビンネ“を”

最初フトマキが直接タブンネ親子に言い聞かせる構図だったのを修正するときに消し忘れた。

あと>>408も1行目と2行目が逆になってた。(本当なら親にも→1行目、ベビンネを→2行目)
0413名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/23(土) 10:30:13.62ID:bYjA/6mm
タブンネのお母さんが孵化して間もない赤ちゃんの世話をしています。
ピンクの毛玉のような赤ちゃんはまだチィチィと鳴いて、お母さんのお腹の毛の間にもぐることしかできません。
(ポケモンは人間が飼っている時の卵と違って野生の卵はすぐ孵化する分、未熟で生まれます。)

「チィー! チィー!」

おや?赤ちゃんが今までより強く鳴いてお母さんにすがりつき始めましたよ?

「ん? わぁ… この子、おめめが開いたんだ!」

赤ちゃんはトルコ石のようなおめめでお母さんの顔を見つめました。

「見えるかな?お母さんだよ。」

お母さん、感動のあまり涙と鼻水が出て鼻がムズムズ。

「グスッ…ハッハッ… ハァッックショォォン!!!!」

ガチーン!!

「チギャァァァッ!!!」

お母さんは大きなくしゃみで赤ちゃんとゴッチンコしちゃいました。

「ごめんねー…あ… ベ、ベビちゃんのオメメがない?!」

今の衝撃で、赤ちゃんの玉のようなおめめは飛び出してしまいました。


この子が生まれて初めて目にしたもの…それは母親の顔。
そしてそれが最後に見たものになりましたとさ。
0416名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/23(土) 20:07:52.86ID:bYjA/6mm
>>415
>そこまで弱いなら複数産んでおかないと野生じゃ生き残れないんじゃ

複数産んで残った最後の子供という可能性も…
0417名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/24(日) 11:35:50.03ID:5V9Ina4N
お話じゃないけど、モナーみたいな小型AAでタブンネ描いてみた。
(参考元は耳の形がタブンネに似ている「アクア」と妊娠しぃ)

ノ~ヽ,,,,/ヽ
@( ゜ヮ゜)@
 U ノ ヽ 
δ(ノ  ,)
   U U 

ノヽ,,/~ヽ
@(゜ヮ゜@
  /  U 
 ( ヽ,)δ 
  U U 

ベースはしぃだからポーズ変更もすぐできると思う。
0418名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/26(火) 17:50:02.32ID:e+1w4xlw
「科学の進歩ってスゲー! 
 昔はポケモン1匹捕まえるのにこんな野蛮な方法とってたんだとよ!」

そう言いながらお兄さんは、『捕獲術』と書かれた古い本をぼくに見せてくれた。

【タブンネの捕まえ方】難易度★
準備するもの、
・すでに生け捕りのタブンネかタブンネ笛(タブンネの声が出る笛)
・罠、タブンネを死なせず拘束できる強度があれば何でもよい。
・丈夫な箱(タブンネがやっと入れる大きさ)

タブンネの足はさほど速くないので単純に追い掛け回しても捕獲できるが、
音でおびき寄せるのが効率的である。
誘導用の音源はすでに生け捕りにしたタブンネか、その声を模した笛を使う。

まずわなを仕掛けてそこに入ったら動きを拘束できるようにした後、誘導音を流す。
そのうち仲間意識の強いタブンネは「仲間を助けよう」と音のする方に向かう。
この間人間は決して音を立てぬように注意。

罠に踏み込んで捕らえた後重要なのは「すぐに黙らせる」ということ。
悲鳴を上げ続けさせると、仲間がやってきて罠から脱出されることがあるためである。

棒などで死なない程度に殴りつけ、ぐったりした所を箱に入れて蓋をする。
そして幼体なら丸1日、成体なら丸2日ほど経過するまで放置する。

そして、空腹で弱ってきたところで出してやり、人間の大便を与える(尻をかじられないよう注意)。
こうすることですりこみがリセットされ、人間を「親」だと認識してついていくようになる。


・・・最後のところでぼくは引いたが、ポケモンでは親の腸内細菌を子供に与えるため糞を食わせるので、
これを再現して臭いを覚えさせるためだとお兄さんは説明してくれた。
また、箱に閉じ込めるのも惨いようだが、ボールと同じく弱ったポケモンに逃げ込ませてやるためだという。

ところでぼくの手持ちにしているサザンドラはどうやって捕まえていたんだろう?と目次を見ると。
「難易度★★★★★★★★★★ 殺さないと捕獲できない」・・・

科学の進歩ってスゲー!
0419名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/26(火) 18:19:24.85ID:d8ZLaTDQ
>>418
トイレットペーパー子タブンネちゃんが真っ先に思い浮かんだw
先に捕まえたママの声聞かせれば必死でよちよち出てくるだろうから
そこをゲットして即トイペにしてやっても良さそうだ
0420名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/27(水) 23:33:26.32ID:PkGd2s3J
>>418をAAで再現してみた。
なお、捕獲者はモナー氏に演じてもらう。
【1】
まず幼獣のおとり人形を使用し、内部に仕掛けられた笛の声で。
「大変!ベビチャンが捕まっている!」と救出に来たタブンネが罠にかかった光景。

|    |   
|    |  /_|||_ニニ==
|     |/ / |
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|     /    |!?
|     /  ノヽ,,/~ヽ
____ @(゜Д゜`@
|||||   /  U 
|||λ|  ( ヽ,)δ 
|δ((@゙o)|チィ〜U U 
三三三三    
        ~~~~
0421名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/27(水) 23:40:49.33ID:PkGd2s3J
【2】
捕獲者のモナー氏がタブンネのHPを削っている場面。

|    |   
|    |  /_|||_ニニ==
|     |/ / |
|      /   |          
|     /    |          
|      ノ~ヽ,,,,/ヽ               
|___((@( ;ρ;)@ (|)∧_∧  
|||||  ノつ つ  |(´∀` )
|||λ| (ノ; ,)   ⊂    つ
|δ((@゙o)|  U U     | │ |  
三三三三         (_(__)

【3】
(殴りすぎで)麻痺して動けなくなったうえ、HPが残りちょっとになったタブンネにただの箱を使用。

   ∧_∧  ノヽ,,/~ヽ
  ( ´∀`)@(;Д;@
 (  ⊃ ⊃ | ̄ ̄ ̄| 
 (___)_) .|    .| 
         ̄ ̄ ̄
ヤッター!タブンネをゲットしたぞー!
0422名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/05/27(水) 23:42:35.19ID:PkGd2s3J
【4】
このタブンネが「おや:モナー」となった瞬間。

  ∧_∧
 (´∀` ) 
 ⊂   ヽ    マ…マ…?
  ( 、_,)_) ノヽ,,/~ヽ.,、,.,、,.δ     
   J'J  ξ し(;';)0(;:J@O:;:;⊃ ))
0423名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/06/02(火) 21:42:32.45ID:p+93vpN3
まとめwikiにある他の人の長編とかをベースにして(筋自体は基本的に同一)、
別視点版(例:人間→タブンネ)で書くのっていい?
0424名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/06/22(月) 23:35:40.96ID:f3VTtE0Z
>>423
あんまりお勧めはしない
改変が荒らしの常套手段だった頃もあるし
悪気なく書いても盗作呼ばわりして叩く格好の材料にされたりな
もちろん一番スレが荒れてた時の話だが

タブシュビッツとか各種調理法とか定着した設定を使うのはいいんだけどな
個人的にはタブンネsideのいためつけたくなるようなお花畑系の糞豚表現は大好きなんだが
0425名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/07/03(金) 21:26:34.64ID:e5j1LPmo
「自分の行動に責任を」のママンネは最高にお花畑だったよな
「うん、お家に着いたよ」とか「うん、タブンネは木の実がいいんだけれど」って
語り口がウザさ満点だった
昔ナルトに「うんうんうるせーよ!!」ってツッコミあったけど
そのセリフと裏拳と一緒にかましてやりたい
0426名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/10/02(金) 06:41:21.70ID:RfAk6oG5
>>423
スレが荒れた話って避難所か
あの頃は普通に荒れてたから何書いてもあかんかったでしょ
小ネタから話膨らまして長文にしようかと思った事はあるな
虐待愛好会会長の失敗談のタブンネ飴から縁日の話が出来たみたいに
自分はポップタブンネ考えてみたい
人間が食べるにゃでかいけど3mクラスのドラゴンポケモンなら
調理も任せられそうだしな
0427名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/10/28(水) 22:21:53.39ID:jTPWiDJR
カンムリの雪原にタブンネが現れてイッシュ地方にいたあの時よりも高解像度でさらにこっちを見て必死に逃げ出すモーションまで追加されて久しぶりに虐めたくなってきた
0429名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/10/29(木) 19:28:28.05ID:WHSxUInh
>>427
やばいよな
ポテポテ逃げる姿がそのままイメージ通り

ワイルドエリアでは逆にルカリオに追いかけ回してもらうのが楽しみだったんだけど連れ歩きで是非一緒にタブンネを追い回したい
0430カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:00:22.63ID:h3bGqU30
ガラル地方にあるカンムリ雪原、ここに住んでいるタブンネの祖先はかつてイッシュ地方に生息していた。
そこでは毎日のようにトレーナー達によるタブンネ達への暴行、通称"タブンネ狩り"が行われており、
それらから逃れるために貨物船に忍び込み、このカンムリ雪原へと亡命を果たしたのである。
亡命先のカンムリ雪原は決してタブンネ達にとっての楽園ではなかった。
恐ろしいポケモン達が常に闊歩しており被捕食者のタブンネは常に彼らの影に脅えて生きていくことになる。
しかしそれでもイッシュ地方よりは格段にマシなのだ。
タブンネを見つけ次第虐殺や拷問、尊厳を踏みにじる様な非道の数々を繰り返す恐るべきポケモントレーナーが一人もいないのだから。

亡命を果たしたタブンネ達から世代は進み、当時のイッシュ地方の出来事を覚えているタブンネはもう居ない。
だがそれでもここに住まうタブンネ達には絶対に順守する不文律が存在していた。
"人間、特にボールを携えた人間を見かけたら絶対に関わってはいけない"という不文律が──

雪中渓谷にある少し大きめの洞穴にタブンネが五匹生息している。
一匹は母親で残りの四匹はその子供達、それぞれ成体のメスが一匹と幼体のオスが三匹という構成だ。
番いである父親のタブンネは大型の肉食ポケモンに捕食され帰らぬタブンネとなった。
住処の襲撃に遭い、なんとか家族だけでも逃がそうと思い自ら囮となったのだ。
父タブンネを亡くして以降、木の実の採取は母タブンネと成体のメスタブンネが行っている。

このタブンネ親子が生息している洞穴の本来の所有者はタブンネではない。
洞穴の最奥部には雪中渓谷の主でありこの洞穴の正当な所有者たるメタグロスが鎮座していた。
タブンネ親子はメタグロスの巣穴の一部を間借りさせて貰い生活している。
なぜこの奇妙な同居が発生しているかと言うと、過去の住処が大型ポケモンに襲撃されたその少し後に遡る。
命からがら逃げ出したタブンネ親子は雪中渓谷へと流れ着き、誰もいない洞穴へとたどり着いた。
突然のことでミィミィと脅えて泣きじゃくる子供達をぎゅっと抱き寄せて落ち着かせる。
母タブンネ自身も番いを失った悲しみで胸が張り裂けそうだったが、子供達に心配させてはいけないと思いグッとこらえた。
洞穴の隅の方で五匹一纏まりになり恐怖から立ち直ろうとしていると、入口の方からドスンと大きな音が鳴り響いた。
0431カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:01:07.78ID:h3bGqU30
母タブンネが恐る恐る振り返るとそこには赤黒い返り血で彩られた洞穴の主、メタグロスが立っていた
恐ろしい風貌のメタグロスは自身の住処に無断で立ち入ったタブンネ親子を、その赤く光る眼で見据える。
自身より遙かに協力なポケモンの巣穴に流れ着いてしまった事に気付いた母タブンネは青ざめながらメタグロスに懇願する。

 ─ お願いします、私の命はどうなっても構いません! だからどうか子供達だけは見逃してください! ─

番いを失った母タブンネにとっては、もはや生きる希望は子供達しかないのだ。
故に例えここで死ぬことになったとしても子供達だけは見逃してもらおう、そう考えたのである。
その思いを知ってか知らずか、メタグロスはタブンネ親子から視線を外すと最奥部の定位置に鎮座し休眠モードへと移行した。
メタグロスは何も言わなかった。だが強大なポケモンが自分たちを見逃し、あまつさえ追い出す事もせずこの場に居ることを許容してくれたことに母タブンネは涙を流し感謝する。
休眠モードの妨げにならないよう小さく、時折声を詰まらせながら母タブンネはメタグロスに感謝の言葉を述べる。

 ─ ありがとうございますっ! 本当に……ありがとうございます…… ─

その日からタブンネ親子とメタグロスの同居生活は始まった。
と言っても力関係はさほど変わらず、タブンネ親子は洞窟の隅の方でひっそりと暮らしている。
使える場所は以前の住処より遙かに狭まった。だがそれらはさほど苦ではなかった。
メタグロスの恩恵を受け、外敵からの襲撃に脅える必要がない。
その環境がタブンネ親子にとっては何物にも代え難く、非常にありがたいものだった。
その一方で母タブンネは毎日木の実を一個謙譲するようになった。彼女が差し出せる唯一の家賃替わりである。
かくして、タブンネ親子にとっての理想的な共生関係は築かれた。
木の実を採りに行くとき等命の危険は存在するが、それでも心休まる平和な時をタブンネ親子は過ごしていた。
0432カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:01:46.16ID:h3bGqU30
 ─ それじゃあお母さん、木の実を採りに行ってくるわね ─

タブンネ親子が幸せを享受していたある日のこと、母タブンネは日課の木の実採取に出かけようとしていた。
母タブンネはいつも木の実採りに出る際に自分の子供達を抱きしめてから出発する。
これが最期の別れになるかもしれないからだ。
母タブンネは姉タブンネを抱き寄せまだ自立できていない末の兄弟達の面倒を見てあげるようお願いする。

 ─ 子供達のこと、面倒見てあげてね。お姉ちゃん ─
 ─ うん。大丈夫だよ。気を付けて行ってきてね。ママ ─

それに対し姉タブンネも大丈夫だと返事すし、安心した母タブンネは姉タブンネの頬に優しくキスをする。
そうこうしていると末の兄弟達もゾロゾロと集まり我も我もと母タブンネの足元に群がってきた。
母タブンネは一番甘えん坊な三男を抱きかかえ優しく頬ずりをする。三男タブンネは嬉しそうにきゃっきゃとはしゃいでいる。
三男を下ろすと今度は次男を抱きかかえる。次男タブンネも三男に負けず劣らず甘えん坊だが、最近は兄としての自覚が出てきたのかよく母タブンネのお手伝いをしてくれる。
精一杯お手伝いをしてくれている姿を見ると母タブンネはそれだけでどんな事でも耐えられそうな気持ちになる。
そんな次男、三男の姿を少し遠巻きから見ているのが長男タブンネだ。
最近、長兄としての自覚が出てきたのか母タブンネにベタベタと甘えず姉タブンネの後ろに連れ添い諸々の雑事を手伝うようになってきた。
母タブンネとしては子供の成長に嬉しさを感じる反面、どこか寂しい気持ちもある。
姉タブンネの横に立ち遠慮がちに手を振っている長男タブンネ、そんな長男タブンネの背中を姉タブンネが優しく押して諭す。

 ─ ほら、ママ寂しがってるよ。行ってあげなよ ─

姉タブンネにそう言われ長男タブンネはおずおずと母タブンネに近づいていく。
そんな長男タブンネをぎゅっと優しく抱きしめ、おでこをくっつけて母タブンネは長男タブンネに語り掛ける。

 ─ お姉ちゃんや弟たちのこと、守ってあげてね ─

その言葉を聞いた長男タブンネは意気揚々と頷く。
僕が皆のことを守るんだ! と言わんばかりだ。
そんな長男タブンネの頭をやさしく撫でた後、後ろ髪を引かれる思いで木の実採取へと向かう。
そんな母タブンネの後ろ姿を子供達は見えなくなるまで眺めていた。
0433カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:02:18.54ID:h3bGqU30
巨人の寝床と呼ばれる平原で母タブンネが木の実を採取している。
木の実を採り終え帰路につこうとしているとふと遠くから聞きなれない足音が聞こえてきた。
警戒心を強めながら回りを視認していると肉眼で確認できる距離にこの辺りでは見慣れない生き物を捉えた。
白と黒を基調とした大型の二足歩行ポケモンと、その影に隠れてよく見えないが何かが存在している。
じっと目を凝らしてよく見てみるとその姿は人間──しかも腰にボールを携えたポケモントレーナーだったのである。
血の気がさーっと引いていくのを感じる。
母タブンネは抱えていたたくさんの木の実を落とし、一目散にその場から逃げ出した。
聞いたことがある。ポケモントレーナーに見つかったタブンネがどんな目にあうのかを。
あるタブンネは目の前で子供達を嬲り殺されたことがあるという。
どれだけ泣いて許しを乞うてもトレーナーは笑いながら子供達をを蹴り上げ、踏み潰し、切り刻み、火炙りにした。
命より大事な子供をおもちゃの様に壊し尽くした後、自身の子宮を抉り出され死ぬほどの苦痛を味わいながら子供を産めない体にされたのだと。
そのタブンネは死ぬまで他のタブンネの赤ちゃんをお世話しながら、心の中で救えなかった子供達に詫び続けた。
あるタブンネはトレーナーの小屋で飼育され、そこでひたすら拷問を受け続けたという。
両手首を縄で拘束されて小さな小屋の梁に吊るされる。ぶらぶらと吊り下がった状態で毎日毎日来る日も来る日も殴られ続けた。
トレーナーが居ない間に右腕が腐り千切れ、今度は重さに耐えきれなくなったロープが千切れて地面に叩きつけられる。
そのまま小屋から脱出し、このガラル地方にたどり着いたのだという。
そのタブンネは右腕が欠損しており、また左腕も不自由な状態のままここで生活し、やがて肉食ポケモンに食われて死んだ。
過去のタブンネ達の言い伝えが頭をよぎる。いやな汗がじっとりとあふれ出てくる。

 ─ 怖い、怖い! 早くおうちに帰らないと! ─

短い脚を必死に動かしトレーナーから逃げている母タブンネ。その背後から突然巨大な何かが激突してきた。
あまりの衝撃に母タブンネは「ミィィィッ!」と叫びながら顔から前のめりに倒れてしまう。
痛みに耐えて立ち上がると鼻からたらりと血が垂れてきた。
鼻血を腕でぐしぐしと拭いて後ろを振り向くと、そこには先ほど見かけた大型のポケモンとそのトレーナーが立っていた。
トレーナーはポケモン図鑑に映っている映像と目の前にいるタブンネを見比べている。

「よし、やっと見つけた。こいつが探してたタブンネだ、ウーラオス」

トレーナーの言葉を聞くとウーラオスと呼ばれた大型のポケモンは大きな唸り声をあげて拳を構える。
その声も、その姿も、母タブンネにとっては目の前の存在の何もかもが恐ろしかった。
加えて先ほどのトレーナーの発言、タブンネを探していたというその発言から、おそらく自分は言い伝えのような結末を辿るのだろうという理解をしてしまった。
手足の震えが止まらない。こんな足では逃げることさえままならない。
加えて、もしここで巣穴まで逃げようとしたなら子供達にまで被害が及んでしまう。
それだけは絶対に避けなければいけない。
であれば、母タブンネの取るべき行動は一つ。
0434カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:03:12.96ID:h3bGqU30
「ミッミィッ!」─ ここから先には行かせません! ─

トレーナー達をここで足止めすること。
例え命を失うことになろうとも、子供達を失うわけにはいかないのだ。
臨戦態勢に入った母タブンネを見てトレーナーは厭らしい笑みを浮かべ、ウーラオスに指示をする。

「ウーラオス、派手にやりすぎて壊すなよ。かみなりパンチだ!」

指示を受けたウーラオスは右手で拳を作り、そこに微弱な電流を纏わせ母タブンネの胴体へと叩き込む。
一瞬のことで逃げ遅れた母タブンネは腹部にかみなりパンチを食らい、後ろに倒れ込んでしまった。
仰向けの状態で倒れ込んでしまった母タブンネ、起き上がろうとしても体がしびれてうまく動かす事ができない。
するとウーラオスが倒れ込んでいる母タブンネのマウントポジションを取り、完全に身動きが取れない状態にしてしまった。

「よし、見事な手際だ、ウーラオス。それじゃ話に聞いたことのあるタブンネの虐殺タイムといこうか」

トレーナーは身動きの取れない母タブンネの体を見まわした後、顔を覗き込む。
母タブンネは歯をむき出しにし「ミィィ!」とトレーナーに対して威嚇行動をする。
敬愛するトレーナーに牙を向けた事、それがウーラオスの逆鱗に触ったのであろう。ウーラオスはトレーナーの指示がないにも関わらず腕を振り上げ、母タブンネの顔に拳骨を叩き込んだ
「ミギャッ」と短い鳴き声を発し威嚇行動をやめてしまう母タブンネ。鼻からは止まっていた鼻血がまたあふれ出てきてしまっていた。
一通り母タブンネの体を観察したトレーナーはウーラオスにこう告げる。

「あー、ウーラオス。こいつは今君が抑えてくれているから威嚇行動なんかは気にしなくていい。
 それよりもそいつの耳についている触覚だ。そいつを一本引きちぎってほしい」

タブンネについている触覚はより鋭敏に音を探知するための感覚器だ。またそれ以外にも触診や同族間同士の意思疎通にも使われる。
タブンネが野生で生き残る術はこの触覚による並外れた聴覚を駆使して危機を事前に回避することのみで、この触覚を切り取られたタブンネに未来はない。
トレーナーのおぞましい発言を聞いたタブンネは顔を青ざめさせ顔をぶんぶんと振り必死の抵抗を試みる。
しかし抵抗も空しくウーラオスはまず左手でタブンネの左耳を掴んで固定し、右手でタブンネの左耳の触覚をしっかりと握りしめた。
タブンネにとって最重要な感覚器であるため神経もたくさん詰まっているのだろう、母タブンネは触覚を掴まれた瞬間「ミギッ!」と短く悲鳴を上げる。
母タブンネは涙を流しながらいやいやする。だがそんな姿にウーラオスは目もくれずぶちりと左耳の触覚を引きちぎった。
0435カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:03:44.48ID:h3bGqU30
「ッッッッギアアアアアアッッアアアアァァァァァァ!!!!!!!!!!!! 」

母タブンネの口から今まで聞いたこともないくらい大きな叫び声が発せられる。
白目をむいた状態で体中の全ての筋肉がピクピクと痙攣を始める。
本来であればこのまま気絶、最悪の場合はショック死してもおかしくないレベルの激痛が母タブンネを襲う。
視界がチカチカとホワイトアウトし、意識が暗転しそうになる。
だがもしここで気絶してしまえばトレーナー達の魔の手が子供達に向いてしまうかもしれない。
それだけは何としても避けなければいけない、その一心で母タブンネはなんとか意識を保てていた。

「凄くでかい悲鳴だったな、あたりのポケモンが逃げてしまった。
 よし、ウーラオス。次はしっぽも引きちぎってみようか」

タブンネにとってのしっぽは性的パロメーターとしてよく使われる。
気になる異性にお尻を突き出ししっぽを見せることで求婚。互いのしっぽが魅力的に感じたらそのまま番いになるのだという。
ウーラオスはトレーナーの指示を聞き入れると仰向けだった母タブンネを半回転させうつ伏せの状態にする。
母タブンネはまだ痛みが引いておらず、また触覚が一つ無くなったため聴力がまともに働いていないため先ほどのトレーナーの指示を聞き取れずにいた。

「ミィッ!ミィミィッ!!」─ お願いします!もうやめてください!これ以上乱暴しないで! ─

母タブンネは必至に叫んだが聞き入れられることはなかった。
ウーラオスは母タブンネのふわふわのしっぽをぐっと鷲掴みにし、根元からゆっくり引きちぎっていく。
再び母タブンネを激痛が襲う。歯を食いしばり手を握りながら必死に耐えているが肉体的にも精神的にも既に限界が来ていた。
やがてぶちぶちという音が鳴り始め、真っ白でふわふわなしっぽが母タブンネから完全にちぎり取られた。
肉を、皮を、神経を巻き込んだまましっぽをちぎられる母タブンネ。想像を絶する痛みだったのだろう、今度こそ母タブンネは痛みに耐えることができなかった。
白目を剥き四肢や背中をピンと反らせた後ぐったりと力なく地面にへばりつく。
下半身ではしっぽがあった場所から止めどなく血があふれ出してきており、尻の周りが真っ赤に染まっていた。
母タブンネは白目を剥いたまま口をあんぐりと開けて固まっている。
トレーナーは口と鼻のあたりに手をかざし、生ぬるい呼吸が手に触れた事を確認する。どうやら気絶しているだけのようだ。
死んでないのであればまだまだ使える。トレーナーはウーラオスに母タブンネを起こしてやるよう指示を出した。
0436カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:04:27.37ID:h3bGqU30
ウーラオスは母タブンネの後頭部を乱暴に掴み二、三度地面に叩き付けた。しかし反応は帰ってこない。
アプローチを変えることにする。今度は近くにある池に母タブンネを顔を沈めてみることにした。
ポコポコとわずかな気泡が母タブンネの口から漏れ出す。やがて大きな気泡が水面へと上がり、それを合図とし母タブンネがじたばたと暴れ始めた。
ウーラオスは目覚めた母タブンネの顔を水面から引き上げ、トレーナーと対面させる。
母タブンネは苦しそうに肩で息をしながらトレーナーへ命乞いをした。

「ミィ……ミィ、ミィィィ……」─ もう……許して……死にたく……ない…… ─

無論ポケモンが何を言っているかなんて人間には分からない。
だがなんとなく察したのであろうトレーナーはニヤニヤと笑いながら首を横に振った。
今度は何をしてやろうか。トレーナーが母タブンネをじっと見ながら思案していると不意に後ろからガサガサと草むらが揺れる音がした。
トレーナーは後ろに振り返る。するとそこには母タブンネより一回り小さいタブンネ、姉タブンネが立っていた。
姉タブンネはトレーナーに見つかってしまいその顔を恐怖で歪める。だが母タブンネの様にそこから逃げ出す事はしなかった。

「このタブンネは……もしかしてこいつの娘か何かか?」

トレーナーは二匹の顔をよくよく見比べる。そう思えば確かに顔付きが似ているような気がしないでもない。
何より小さな姉タブンネはトレーナーとウーラオスを警戒しつつも目線の先はずっと母タブンネの方に向いていたのだ。
姉タブンネの姿を見つけた母タブンネは呼吸を乱し始める。心臓の音が頭の奥まで鳴り響き、考えが纏まらない。
トレーナーはゆっくりと姉タブンネに近づいていく。トレーナーが一歩近づくにつれ一歩後ずさりする姉タブンネ。
そうだ、逃げなきゃいけない。このトレーナー達と子供達を関わらせてはいけない。

「ミイイイイィィィィィィ!!!!!!」─ 逃げてえええぇぇぇ!!! ─

母タブンネの突然の叫び声にトレーナーは一瞬体を強張らせる。それと同時に姉タブンネは踵を返し一目散にトレーナーから逃げ出した。
トレーナーとウーラオスはそれを追いかけようとするがウーラオスの手の中で母タブンネは必至にもがき抵抗する。
追いかけさせないつもりなのだろう。しかし体力を消耗したタブンネの抵抗はウーラオスには何の意味もなかった。
0437カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:05:15.26ID:h3bGqU30
「ウーラオス、今度は攻撃を仕掛けなくていいぞ。
 追いつかないギリギリの速度を保って追跡するんだ」

姉タブンネの足取りは雪が舞い積もる極寒の雪中渓谷へと向かっていた。
積もった雪に足を取られながらも姉タブンネは必至の思いで自身の住処へ走っていく。
やがて姉タブンネは雪中渓谷の断崖にある大きな洞穴へと入り込んでいった。
その姿を見たトレーナーとウーラオスは母タブンネをその場に置いて洞穴へと侵入する。
洞穴は奥行そのものは決して深くなかったため、数十歩歩いたところで最奥部へとたどり着いた。
そこには背後で寄り添いあっている三匹の小さなタブンネを庇うようにし、こちらを睨みつけている姉タブンネの姿があった。
目測で姉タブンネを凡そ0.8mとすると背後のタブンネは0.4m前後、まだ幼いタブンネのようだ。
トレーナーが一歩進むと「ミィィ!」と歯をむき出しにして威嚇してくる。その姿は先ほどの母タブンネと瓜二つである。
さて、どう遊んでやろうか。トレーナーが思案していると不意に背後からドスンと大きな音が鳴り響いた。
トレーナーとウーラオスが後ろを振り向くとそこには洞穴を住処にしているもう一匹のポケモン、メタグロスが立っていた。
メタグロスは侵入者を見据え、臨戦態勢へと移行する。
メタグロスが助けてくれる──母タブンネはメタグロスの姿を見た瞬間から安堵の気持ちでいっぱいだった。
これで救われるのだと、子供達も無事なのだと、そう考えた母タブンネは感動で涙をポロポロと流し始めた。
その一方でトレーナーのポケモンであるウーラオスもまた目の前のメタグロスを強者と認め、臨戦態勢へと移る。
両者互いに一触即発の状態だ。あたり一帯にピンと張り詰めた緊張感が漂う。
しかし意外にもそれを制したのはトレーナーの方だった。

「メタグロスさん、あんたの住処に無断で立ち入ってしまった事は謝罪する。
 俺たちが欲しいのはこのタブンネ親子であんたが目的じゃないんだ、ここは見逃してくれないか」

トレーナーは両手を軽く上げながらメタグロスにそう伝え、ウーラオスの拳をゆっくりと下ろさせる。
メタグロスは対象に敵対の意思が無いことを理解すると、ゆっくりとした足取りで洞穴の奥まで進んでいく。
互いに警戒は怠らず、目線は外さない。
メタグロスにとって、あのウーラオスは今まで野生では出会った事のない強者だった。
おそらく勝てる可能性は甘く見積もって五分程度だろう。
ウーラオスにとってもそれは同じで、互いに激突すれば死闘は免れない。
それそのものはウーラオスにとっては本懐であるが、一旦はトレーナーの指示に従うこととする。
メタグロスは自身の定位置に付くとトレーナーとタブンネ達の間に鋭い爪で一線を引いた。
ここから先には侵入してくるなという意味だ。
トレーナーはニィと笑い交渉成立を確信すると、ウーラオスと共に境界線に抵触しないよう気を配りながら子タブンネ達を洞穴の外へと放り出した。
0438カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:06:07.95ID:h3bGqU30
母タブンネは信じられないといった表情をしていた。
なぜメタグロスは私達のことを助けてくれないのか。私達は理想的な共生関係を築けていたはずなのに──
しかし、メタグロスにとっては別段共生をしているという自覚もなかった。
タブンネ達に木の実を恵まれずとも必要なら自分で取りに行けばいい。それだけの強さは十分にある。
メタグロスが何故タブンネ達との同居を許していたのか。
それはタブンネ達が弱すぎるため脅威として見なされていなかったからである。
取り立てて追い立てる必要がないのであればそこに居ればいい。邪魔になれば潰せばいい。
メタグロスにとってのタブンネ達はそういう存在だったのだ。
子タブンネ達は必至の抵抗も空しく洞穴から寒空の下へと引きずり出される。
姉タブンネは目の前の巨躯、ウーラオスを見上げてカタカタと歯を鳴らしている。
きっとそれは寒さの所為という訳ではないのだろう。その表情は恐怖という感情一色で染まっていた。

「ウーラオス、さっきは我慢してくれてありがとう。
 お礼と言っちゃ何だがそこのお嬢さんを君の"とっておき"の練習に使っていいぞ」

ウーラオスはその言葉を聞くと両手の拳をグッと握りしめ胸の前で互いの拳骨同士をガンガンと打ち付けあう。
先ほどの不完全燃焼をここで発散するつもりなのだろう。
ゆっくりと姉タブンネの方へ向き直るウーラオス。雪を踏みしめ一歩近づくと姉タブンネの後ろから小さいタブンネが割って入ってきた。
長男タブンネだ。小さい体を精一杯大きく見せつけながらウーラオスを威嚇する。
ガァ!と吠えて脅かしてみたが一瞬ビクッとするだけでやはり威嚇を止めることはしなかった。中々の勇敢さである。
だが彼我の差を顧みない勇敢さはただの蛮勇である。
この小ささではウーラオスの"とっておき"を受けることもできないので手早く処理をすることにした。
ウーラオスは長男タブンネの右耳と触覚を乱暴に掴み持ち上げる。長男タブンネは激痛により足をバタバタとさせながらウーラオスの手をぺちぺちと叩く。
そんなことは意に介さずウーラオスは長男タブンネの腹部にパンチを打ち込んだ。
長男タブンネは「ミガァッ!」という悲鳴を上げ、放物線を描きながら飛んで行き地面へ落ちる。
そこまで力を込めていないのに加え、真っ白な雪がクッションになったおかげか長男タブンネは何とか生き永らえているようだ。
改めてウーラオスの視線は姉タブンネへと向けられる。
距離は十分に詰めた。この距離なら逃げられる心配もない。
そう確信したウーラオスは中腰になり右腕に力を込め始めた。
漆黒の─悪意や憎悪とも取れてしまうほどの恐ろしいエネルギーがウーラオスの右手に集中する。
ビリビリと大地が唸り、あたり一面に緊張感が張り詰める。
原生していたポケモン達は皆一様に異常を察して逃げていく。
タブンネ達の傷口がエネルギーに呼応するようにズキズキと痛み始める。
姉タブンネはついにその恐怖に耐えかねて涙を流しながら失禁をしてしまった。

 「ミィ……ミッミィ……ミィ……」─ いや……やめて……助けて…… ─

姉タブンネは消え入るような声で命乞いをするが大気がうねるその轟音でかき消されてしまう。
準備は整った。ウーラオスの右手から渾身の一撃が繰り出される。その一撃は姉タブンネの腹部を真芯に捉えた。
ボッという迫撃砲のような炸裂音があたりに響き渡り、姉タブンネの上半身が消し飛ぶ。
姉タブンネの肉や骨の欠片が宙を舞い、血の雨と一緒に白い雪原を赤に染め上げていく。
姉タブンネの下半身はしっぽを上にする形でどさりという重い音を立て着地した。
神経だけが動いているのだろう足をパタつかせた後、糞を漏らし真っ白なしっぽを茶色に染めながら動かなくなっていった。
ウーラオスはゆっくりと息を吐き、体から力を抜いていく。それと同時にあたり一面に漂っていた緊張感も緩和されていった。
0439カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:06:43.09ID:h3bGqU30
あんこくきょうだ──けんぽうポケモンのウーラオスが一撃必殺を信条とし編み出した必殺技だ。
通常のポケモンバトルではここまで見事に決まることは無いが、本来であればこの通り全てを粉砕し尽くす威力のある技である。
ウーラオスが渾身の一撃を放てた事に満足している一方で、母タブンネは下半身だけになった姉タブンネの死体に寄り添いおいおいと泣いていた。
母タブンネは姉タブンネとの思い出を思い返す。初めてできた子供だったこと。父タブンネが亡くなってからは自分に代わり末の兄弟達の面倒を見ていてくれたこと。
誰よりも優しくて兄弟たちからたくさん甘えられて、いっぱい幸せだったはずなのに──
それを目の前のトレーナー達が全て奪い去ってしまったのだ。
どうしてこんな酷い目に遭わなければいけないのだろう。胸が張り裂けそうな苦しみと理不尽さを母タブンネは吐き出す。

 「ミイイイイィィィィ!!!!ミガアアアアァァァァ!!!!!!」─ どうして、どうして貴方達は私達にこんなことをするんですか! 私達はただ平和に暮らしていただけなのに!! ─

母タブンネの必死の叫びもトレーナー達には届かない。
トレーナーは残った二匹の子タブンネに照準を定める。次はどちらで遊ぼうか──
そう考えていると子タブンネ二匹はそれぞれ二手に分かれて逃げ始めた。
少し大柄な方、次男タブンネは登頂トンネルの方へ。三男タブンネは巣穴の方へと駆け込んだ。
流石に二匹同時に追い立てるのは難しい。トレーナーとウーラオスは巣穴の方を覗き込む。
そこにはメタグロスに必死に何かをお願いしている三男タブンネの姿があった。

 「ミィ!!ミィミィ!!ミィィィィィ!!!」─ お願いメタグロスさん! 木の実上げるからお母さんたちの事助けて!! ─

三男タブンネはしっぽから食べかけのオレンの実を差し出して必死にお願いする。
だがメタグロスにとってそんなものは必要ない。メタグロスは前足のつま先で軽くタブンネを払って押し返した。
その勢いでころころと転がっていく三男タブンネ、やがてふさふさとした何かに当たりその動きが止まった。
それはウーラオスの足だった。ちょうど都合よく転がってきた三男タブンネの首根っこを掴み、洞穴の外へと運んでいく。

 「ミイイィィィィ!!!!!ミイイイイィィィィィィ!!!!!」─ 助けて! メタグロスさん助けてぇ!!! ─

三男タブンネは力の限り叫んだがその願いは聞き入れられることはなかった。
0440カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:07:22.85ID:h3bGqU30
必死に暴れて抵抗する三男タブンネを地面へと放り投げマウントポジションをする。
体をくねらせ逃れようとする三男タブンネの顔に一発、拳骨が撃ち込まれた。
「ミヒィ!」という可愛らしい悲鳴が聞こえてくる。三男タブンネは鼻血を垂らしながら脅えた顔でウーラオスを見る。
続いてもう一発、もう一発とウーラオスは小気味良く三男タブンネの顔に拳を撃ち込んでいく。
撃ち込まれる拳に合わせて「ミギッ!ガッ!ミガッ!」と悲鳴が帰ってくる。どうやらウーラオスも興が乗ってきたようだ。
天然のリズムゲームを楽しんでいるとふとウーラオスの左腕を何かが掴んだ。

 「ミィッ……ミィィィッ……」─ お願いします……これ以上この子に酷いことをするのはやめてください…… ─

左腕を掴んだ何かの正体は母タブンネだった。
母タブンネはウーラオスの目をみてこれ以上三男タブンネに暴力を振るわないでほしいと懇願する。
しかしウーラオスがそれを聞き入れる道理はない。ウーラオスは左腕に絡まった母タブンネを引き剥がし、左腕を掴んで遠くへ放り投げた。
数回地面にバウンドし静止する母タブンネ、投げられた際に左腕が脱臼したのだろう、激痛が走りうまく腕を曲げることができない。
それでも立ち上がるのをやめるわけにはいかなかった。
母タブンネは痛む左腕を庇う様にしウーラオスの元へと向かっていく。
殴り続けていると三男タブンネの悲鳴が「ガフッ!ゴフッ!」という声に変わってきた。口の中が切れたのだろうか、関係なく殴り続ける。
戻ってきた母タブンネは再びウーラオスの左腕に抱き着いた。

 「ミッ……ミィッ……」─ この子は一番幼い子なんです……どうか、どうかこれ以上は…… ─

楽しんでいるところに水を差され少し不機嫌になる。
ウーラオスは今度は母タブンネの残っている右側の触覚を掴み、再び遠くへと放り投げた。
母タブンネの触覚が千切れかかり傷口からテラテラと透明な体液が滴り落ちる。
気が狂いそうな痛みが再び母タブンネを襲ったが必死に歯を食いしばりこらえた。
これ以上子供達を失うわけにはいかない。あの甘えん坊で可愛い三男タブンネをあんな残酷な暴力で失うわけにはいかないのだ。
母タブンネはフラフラと覚束ない足取りでウーラオスの元へと向かっていく。
三男タブンネの悲鳴に再び変化が訪れた。「カヒュッ……コフッ……」と空咳と吐血が合わさったような声だ。
終わりが近いのだろう、ウーラオスはさらに力を込めて殴り続けた。三男タブンネの顔の骨にヒビが入るような感触が心地いい。
母タブンネはふらつきながらもウーラオスの元へとたどり着き再び左腕に抱き着く。
そんな母タブンネをウーラオスはじっと見つめ、根負けしたかのような表情を浮かべて三男タブンネの上から立ち退いた。
母タブンネの表情にわずかな希望が灯り、三男タブンネを抱きかかえる。
だが三男タブンネは何の反応も示さない。ぺちぺちと優しく頬を叩いても鳴かないし腕を持ち上げてもだらりと重力に従い垂れてしまう。
三男タブンネはすでに事切れていたのだ。
もう何度目かわからない母タブンネの悲痛な叫び声が木霊する。
最期まで理不尽な暴力に晒され続け悪意の暴力を受け続けて死んでいった三男タブンネを、母タブンネは抱きかかえることしかできなかった。
0441カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:08:22.83ID:h3bGqU30
母タブンネの宝物はたった一人のトレーナーの手によって無残にも奪われた。
今朝まではそこにあった大切な命達が母タブンネの手から零れ落ちていく。
何故私達がこんな目に逢わないと行けないのだろうか。
私達は、いや、イッシュ地方にいた同胞達の多くは人間に対し害意など持っていなかったはずなのに。
何故タブンネというだけでここまでの非道を受けなければいけないのか。
母タブンネは自身の胸の内に黒い澱のような感情は積もっていくのを感じていた。
その一方でトレーナーは視界の端にゆっくりと動く何かを捉えていた。
先ほどウーラオスに吹き飛ばされた長男タブンネがゆっくりと這いながら逃げようとしているのだ。
その姿には先ほど見せた勇敢さの欠片もない。
トレーナーは長男タブンネに気付かれないようゆっくりと距離を詰める。
手の届く範囲までにじり寄ったら上から両手で長男タブンネを掴み太陽に晒すかの如く高く持ち上げた。

「どこに行こうとしてたのかなぁ、タブンネちゃん」
「ミギャアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

退路を断たれた長男タブンネは大声で叫び、狂ったように手足やしっぽをバタつかせて抵抗をする。
トレーナーの視線の先では可愛らしい真っ白なしっぽが左右にぶんぶんと踊っており、なんとも言えない微笑ましさを感じていた。
だが当の長男タブンネにとっては微笑ましいなんていう状況ではない。自分の命がかかっているのだ、出せる力の全てを尽くして逃れようとする。
そうやってトレーナーがじゃれていると不意に近くから殺気を感じ取った。殺気が放たれている方向へ振り向くとそこには突進姿勢を取った母タブンネの姿があった。
母タブンネはトレーナーへ渾身の捨て身タックルを放ったが、平衡感覚が働いていないため明後日の方向に向かいそのままこけて倒れ込んでしまう。
タブンネの触覚というのは聴覚補助の役割だけを担っているわけではない。
あれは一種のレーダーのような役割を果たしており空気や外敵の動きを読んだりする機能も備わっているのだ。
そんな高性能なレーダーを失ったタブンネの捨て身タックルなど何を恐れる必要があろうか。
トレーナーは実に堂々とした足取りでこけたタブンネの腹を蹴り上げた。
腹部を抑えながら母タブンネは顔を上げる。そこには小脇に抱えられ必死にこちらへ手を伸ばす長男タブンネと長男タブンネを抱えたトレーナー。
そしてそのトレーナーを守るように傍らに控えているウーラオスの姿があった。
母タブンネは二人に対し威嚇する。ありったけの敵意を込めて。ありったけの憎悪を込めて。
しかしそんな母タブンネの迫真の威嚇もウーラオスの遠吠え一つで消し去ってしまった。
腹の奥底まで響くような低い唸り声を聞いたタブンネは「ミヒィッ!」と間抜けな脅え声をあげて威嚇をやめてしまう。
トレーナーはその姿が心底愉快で思わず高笑いしてしまう。
倒せば経験値が多く手に入るポケモン、そんなものが存在するのかトレーナーはここに来るまで半信半疑だった。
だが今ではその言説を疑いようもなかった。叩けば叩くほど愉悦を感じ、その愉悦を味わいたいがためどのような残虐なことでも躊躇わず行えるようになる。
タブンネはまさしく蹂躙されるために生まれてきたのだと、人の、ポケモンの残虐性を刺激しそれらをぶつけても良いのだと、トレーナーはそう確信していた。
0442カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:09:29.14ID:h3bGqU30
すっかり委縮してしまった母タブンネは、それでも子供のことを諦めることはできなかった。
「ミィミィ」と媚びるように鳴きながらトレーナーの足元へと縋り付く。
それを軽く蹴飛ばして振りほどき、巨人の寝床まで進んでいく。

「こいつはありがたく貰っていくからな。じゃ、さいなら」

慌ててそれを追いかける母タブンネ、再びトレーナーの足元へとしがみついた。

「ミィミィ……ミィィ……」─ お願いします……その子だけは…… ─

力の差は理解し、それでも尚もしつこく食い下がってくる母タブンネを見てトレーナーは心底嫌らしい笑みを浮かべる。
持っていた長男タブンネをウーラオスに預け、母タブンネの耳をぐっと掴んで耳元で叫んだ。

「てめぇのガキはもう一匹居るだろうが!!!一匹ぐらいでガタガタ抜かしてんじゃねぇ!!!」

耳元で怒声を浴びた母タブンネは恐怖心が刺激されてしまい後ずさりしてしまう。
この数時間でトレーナー達の、人間達の恐ろしさは十分に理解させられた。わずかに抱いた反抗心も粉々に打ち砕かれた。
取れる選択肢はただ一つ、長男タブンネを見捨てて次男タブンネを保護することだけだった。
体中がガクガクと震える。寒さからではない。自分の子供を見捨てるという事、それに対する拒絶反応が震えとして表れているのだ。
母タブンネはゆっくりと踵を返し、登頂トンネルへと一歩ずつ歩を進める。
その姿を長男タブンネは理解できないといった表情で見つめていた。
母タブンネが自分を見捨てるはずがない。助けてくれるに違いない。
だが現実はそうならなかった。母タブンネは長男タブンネを見捨てたのだ。

「ミイイイィィィィィ!!!!!!ミイイイイイィィィィィィ!!!!!!!!」─ 行かないでお母さん!助けて!僕の事助けてよぉ!!! ─

背後から聞こえてくる長男タブンネの声を母タブンネはぎゅっと耳をふさぎ精一杯聞こえないようにする。
しかしいつまで経っても耳の奥底には長男タブンネの必至で助けを求める声が響き続けていた。
0443カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:10:31.71ID:h3bGqU30
登頂トンネルの前にたどり着いた母タブンネは次男タブンネのを必死に探してまわる。
一歩雪を踏みしめる度焦りが胸を締め付ける。肉食ポケモンに捕食されていないだろうか。
不安が母タブンネの心を押し潰そうとしている。それでも必死に次男タブンネを探し続けた。
すると足元に何かふわりとした感触を感じた。
雪を掻いて確かめてみるとそこには小柄なタブンネがうつ伏せで横たわっていた。
次男タブンネだ。彼は雪の中に隠れ肉食ポケモンから逃れていたのだ。
母タブンネは冷たくなった次男タブンネをぎゅっと抱きしめ温める。ずいぶんと冷たくなってしまった。
だがそれでもこの子だけは、この子だけは母タブンネの元に帰ってきてくれた。
四匹いた子供達は皆悪魔のようなトレーナーに弄ばれ命を落とした。
でもこの子だけは、この子だけは助かったのだ。母タブンネは自身の心に優しい熱が灯るのを感じた。
だが、ふと違和感を覚えた。異様に軽いのだ。
凍えているだけなら体重が減る道理もない。
母タブンネは次男タブンネを抱き上げ正面から体を見る。
するとその腹部には大きく切り裂かれた傷跡が残っており、内臓が軒並み抜き取られていた。
次男タブンネの顔は苦悶に満ちた表情で凍り付いている。
助かってなんていなかった。肉食ポケモンが内臓だけ捕食した後雪原で冷凍保存していただけだったのだ。
次男タブンネは生きたまま肉食ポケモンに捕食され、その短い命を終えていた。
もはや母タブンネは泣き叫ぶことすらしなかった。

 ─ ベビちゃん、一緒におうちに帰りましょうね。今日はたくさん木の実を採ってきたからお姉ちゃんたちと一緒に美味しい木の実を食べましょう ─

母タブンネは次男タブンネの亡骸をやさしく抱え、ゆっくりとした足取りで巣穴へと帰っていく。
今朝まで存在していた暖かな命達は、外から来た残酷な人間たちによって無残な最期を迎えてしまった。
これこそがタブンネなのである。
真っ赤に染まった夕暮れは一日の終わりを知らせると共に、まるでタブンネ達の楽園の終わりを告げるかのように赤くカンムリ雪原を染め上げていた。
0444カンムリ雪原のタブンネ垢版2020/11/03(火) 03:11:13.22ID:h3bGqU30
あの惨劇から数日後、トレーナーは再び雪中渓谷へと足を運んでいた。
トレーナーの相棒、ウーラオスはあの時出会ったメタグロスと正式に一対一での決闘として、死闘を繰り広げている。
メタグロスから放たれる流星のようなパンチとウーラオスの拳が激突し、発生した衝撃波が周りの草木をなびかせる。
両者とも既に限界を超えて戦っていた。
そんな中、ウーラオスの後ろに控えていたトレーナーがメタグロスにハイパーボールをぶつける。
不意を食らったメタグロスは鼻先にそのハイパーボールを捉えてしまい、ボールの中へと飲まれてしまった。
もう何度目になるかわからない捕縛行為、ゆらゆら揺れていたハイパーボールはカチッという音を鳴らしその動きを停止させた。

「よっしゃ!メタグロスゲットだぜ!」

トレーナーはハイパーボールを拾い上げ天高くかざす。
そして功労者であるウーラオスと喜びのハイタッチを交わした。
成り行きでの戦闘ではなく一対一での決闘の末の勝利。ウーラオスの心に強者との闘いに打ち勝った喜びが満ち溢れていた。



その一方で、メタグロスが所有していた巣穴では歌のような何かが流れていた。
心が壊れたタブンネが腐敗しかけの子供の亡骸に対して子守唄を歌っているようだ。
あの後、母タブンネはメタグロスに対して何をするわけでもなく、巣穴に戻り自分たちに与えられたスペースの中で生活をしていた。
いや、生活というよりかはその真似事に近い。
ろくな食事は取らず、うつろな目をしながらひたすら子供の亡骸に話しかけたり、あやしたりしていただけなのだから。
そんな生活をしていれば力尽きるのも時間の問題である。
やがて母タブンネは歌うのをやめ、壁に寄りかかりながらずるずると横へ倒れてしまう。
浅く短い呼吸が次第にゆっくりになり、サファイア色をしたきれいな目が徐々に白んでいく。
こうして母タブンネは誰に看取られることもなく、絶望で心を壊したまま静かに息を引き取った。
0445名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/11/03(火) 03:12:55.23ID:h3bGqU30
カンムリ雪原に出てくるタブンネがあまりにも良すぎたから勢いに任せて書いてしまった……
またなんか書きたいな
0446名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/11/03(火) 10:00:20.42ID:cIdIPRyg
♪ 日本人チョロすぎ(笑)電通の工作 ♪
@日本人の精神を腐敗・堕落させ愚民化させろ。
A日本人の女を集中的に狙い洗脳しろ。
Bネトウヨ、ヘイトスピーチ、レイシスト等の言葉を浸透させ、同胞への批判を封じろ
C韓国人識者に政治的意見を言わせ、御意見番化させろ
D「同性婚・LGBTを全面肯定しない者は差別主義者だ!」という雰囲気を作れ
E海外セレブやハーフモデルをもてはやし、「日本人は劣等人種だ!」と植えつけろ
F「未だにガラケーの奴は笑い者」という雰囲気を作れ
G「LINEに入らない奴は仲間外れ」という雰囲気を作れ。
H「日本人の男VS日本人の女」の対立を煽り、分断しろ。
I日本人同士で恋愛・結婚させない、子供を生ませないよう誘導しろ。
J日本同士で結婚していたら離婚させる方向に仕向けろ。
K女が活躍するドラマばかり作れ。男は無能な役、笑われ役にしろ
Lイケメンブームを定着化させ、「男は外見が全てだ!」と洗脳しろ
- ソース -
電通グループ会長 成田豊は朝鮮半島生まれ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E7%94%B0%E8%B1%8A
0447名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/11/03(火) 12:27:43.05ID:LuwVexIx
>>445
ものすごくそそるお話ありがとう

自分はこれからパッケージ版買うけれど
タブンネちゃんに逢えるの楽しみにしとくわ
0448名無しさん@お腹いっぱい。垢版2020/12/29(火) 18:10:45.17ID:nvYvtA6I
チビンネの微笑ましい無駄な抵抗が良かったw
ゲットされたメタグロスには幸せになってもらいたい。
0449名無しさん@お腹いっぱい。垢版2021/04/26(月) 05:15:54.40ID:PQLVKgur
このスレ消えたかと思ってた
0450名無しさん@お腹いっぱい。垢版2021/07/13(火) 13:43:34.28ID:y6StVfUq
虐厨って親の愛情受けてない愛着傷害のアスペルガーって感じ
0451名無しさん@お腹いっぱい。垢版2021/08/05(木) 21:05:37.68ID:y522V0+y
age
0452名無しさん@お腹いっぱい。垢版2021/11/15(月) 12:25:04.99ID:wYyilQhJ
age
0453名無しさん@お腹いっぱい。垢版2022/04/18(月) 00:10:50.91ID:hZTCTMIA
【タブンネ様を讃える会】
ゴーリキー「俺たちはタブンネ様を讃える会のもの」
ルカリオ「タブンネ様をさげすむものは許さんぞ!」
ローブシン「虐待愛好会の人間たちをさっき血祭りにあげたでぇ(「ポケモン」でないのでOK)」

タブンネ「あ、さっき助けてくれたお爺さんだミィ」

ゴーリキー「祝!救出!!」
ルカリオ「幸運の申し子!タブンネ様!」
ローブシン「助かってよかった!ワッショイ!ワッショイ!」
タブンネ「ミミミィ??!」

それからゴーリキーたちはことあるごとにタブンネを褒めたたえました。
0454名無しさん@お腹いっぱい。垢版2022/04/18(月) 00:11:23.76ID:hZTCTMIA
食事時・・・
ゴーリキー「お食事おめでとう!」ルカリオ「今日のご飯はオボンのみ!!」ローブシン「ワッショイワッショイ!!」
タブンネ「お、落ち着いて食えないミィ・・・」
睡眠時・・・
ゴーリキー「睡眠おめでとう!」ルカリオ「良い夢をご覧になってください!」ローブシン「ワッショイワッショイ!!」
タブンネ「うるさくて眠れないミィ・・・」
排泄時・・・
ゴーリキー「排泄おめでとう!」ルカリオ「タブンネ様だってウンコする!」ローブシン「ワッショイ!ワッショイ!」
タブンネ「恥ずかしいから、担いでねり歩かないでミィ〜〜〜!!」

1週間後・・・
ゴーリキー「大往生おめでとう!」ルカリオ「タブンネ様天国へ!」ローブシン「ナムナムダブブ!ナムナムダブブ!」

タブンネは首を吊ったまま皆に担がれておりましたとさ・・・
0455名無しさん@お腹いっぱい。垢版2023/06/28(水) 07:02:45.72ID:R+AVPjzL
パクり元のゆっくり虐待はキリライターあき戻って来て界隈賑わい始めたけどタブンネは誰も戻って来る気配無いし全然やね
0456名無しさん@お腹いっぱい。垢版2023/07/18(火) 15:30:15.82ID:UWFSDrl4
タブンネげしげし
0457名無しさん@お腹いっぱい。垢版2023/07/23(日) 01:19:00.18ID:tSoZ5cJA
(この作品のタブンネの設定は大半オリジナルです)

うちの近所の森には害獣タブンネが生息している。
黄色と茶色の縞模様で、大きな耳をした40pぐらいのそいつは「ピカチュー!」とうざい声で鳴く。
さらにここのはリージョンフォルムらしく、電気タイプなので厄介だ。

「よし、サイドンなら電気も効くまい。 地震で奴らの巣をつぶせ!!」
サイドンが地震を起こすと「ピチャァァァッ!」と悲鳴を上げてタブンネが穴から飛び出してきた。
…が、そこには俺が網を張っていた。

「1,2,3,・・・おお5匹も!」

こうして仕留めたタブンネを水につけると死に物狂いで放電するので、魚釣りに便利である。
0458名無しさん@お腹いっぱい。垢版2023/12/02(土) 15:36:54.07ID:1SY1CWC3
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