ジュラシックパークは人間2人を時間差で飲んでその翌日に、だったか

例えばガチゴラスとのバトルで次々とポケモン達が、主力の相棒が、そしてトレーナー自身が飲み込まれて音信不通になる
それであのポケモンずかんにはGPS機能が備わっているとして次の日にトレーナーの仲間がその情報を手がかりに捜索する
そして発信源と思われるソレを見つける――小高い山ほどもある褐色のカタマリ
湯気と共に異様な臭気の立ち上る小山におそるおそる腕を差し入れると暖かい泥のよう・・・自分のずかんとの共鳴音を頼りに慎重に探っていく
手に掛かったものを引き抜いてみると、黄ばんだ棒状のもの、何かの甲殻、ぼろ切れ、これは・・・角だろうか・・・
やがて目当てのものに辿り着く。べちょりと粘つきつつ転がり出てきたずかん。弾みでずかんのディスプレイが開き、最後に調べたのであろうポケモン、ガチゴラスのデータが表示される
聞き慣れた電子音に続く合成音声の説明の最後はこう締めくくられていた
『極めて大型化する個体が存在し、人やポケモンをも捕食対象とすることがあるので注意が必要である』

・・・グルルル・・・

その時、後ろの岩陰から低いうなり声が聞こえた――