なつ

おっきなくもがおそらにあります。たいようがじりじりともえています。

ぼくはクラウスにーちゃんとおかあさんでニッポリートさんがいるおはかをぬけたおかにきました。
おとうさんはおうちにいます。
「いっしょにいきましょう?」と、おかあさんがいったのに
「ひつじのせわがある」と、ぼうしをふかくかぶりおうちのなかにもどっていってしまったからです。

おかにつくと、
ひまわりとおっきなくもとあおぞらとみどりがなんだかとてもまぶしいです。
おかあさんはほほえんで、おおきくいきをすいこんで、そしてはいてとおくをみつめました。
クラウスにーちゃんはそれをまねてぼくもまねました。
ぼくとクラウスにーちゃんはどこいくときも、いつもいっしょです。
ぼくたちはふたごなのでせっとなのです。
おひるになって、おべんとうのふわふわオムレツをたべました。
それから、ぼくとクラウスにーちゃんはおかをはしりまわってました。おかはさきががけになっているので、おかあさんにちゅういされました。
そのあと、おかあさんはいいました。「あなたたちがうまれてきてくれてほんとうにしあわせ。ずっとずっとだいすきよ。クラウス、リュカ。」
ぼくとクラウスにーちゃんはおかあさんにだきつきました。

よるになってねるじかんがきました。
クラウスにーちゃんはいきなりぼくにだきついて
「ずっといっしょだからな!だってぼくたちふたごだろ?いっしょうはなれない!」といいました。
ぼくはそれにふかくうなずき、クラウスにーちゃんとてをつないでねました。





それなのに