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くりきんキャラ、キン総合スレ
0105102
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2007/06/10(日) 23:43:33ID:Hhugk6+U
どうやったらもうチョット似るかな?
0106名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/11(月) 01:25:08ID:akG2vySD
>>102
もうちょっとってことなんでほどほどに
ttp://up.tseb.net/src/up18521.jpg

どうやったら…ひたすら真似て描くしかないんじゃナイカナ
0111名無しクン
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2007/06/11(月) 21:43:04ID:GgAnrAR1
マキが一番好きだw
0114名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/11(月) 23:22:56ID:yXL981FM
ホモが荒らしにきてるな。
0115PAPI
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2007/06/12(火) 00:09:42ID:dwNTBqJM
>>112
その叫びは心の中だけにしておけ!!………同志よッ
自分だって何度も「手首から上を描く画力がほしいな…」とぼやいたか。。

by 108
0119名無しクン
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2007/06/12(火) 16:21:34ID:RuYp4Ocw
とりあえずだれでもいいから、マキハード作ってくれ
0120名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/12(火) 18:08:48ID:JvvUYYwP
ハッカクがキラキラして可愛いよ。密集すると重なるのも可愛いよ。太眉だけど可愛いよ。
くりきんと戦わせてクリスターリアが生まれると、ハッカクが粉々に砕けて、くりきんに焼結していく姿が目に浮かぶ。
0121うお
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2007/06/12(火) 18:30:14ID:MAUn7Wiq
ねえハッカクってどうやんの?
あとおすすめの新種菌おしえてくださ〜いな!
0122名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/12(火) 19:13:40ID:JvvUYYwP
ハッカクはサークリアとヘキサリアンズでできる。
行程としてはタンザワとヘキサリアン使って戦ってヘキサリアンズを作る。
カズキとヘキサリアンズ使って戦ってハッカクを作る。
んで、出来たハッカクでミサキと戦ってクリスターリア作るのお薦め。まぁ、先に
メグミから獲得してるだろうけど。
0124名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/13(水) 11:11:21ID:KiatWBH7
BOOWYの歌はなんのことかわかんないけど、絵は凄く(・∀・)イイ!
キラキラしててファンタジックでかわいい。
マリオネのキン言葉は人気者、カガミンはまだ見ぬ未来。
将来夢見てメイクにいそしむ芸人さんみたいね。
0126名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/13(水) 21:04:44ID:A03OyvH6
>>124,125さん
(・∀・)イイ!と座布団まで戴けてうれしいです。ありがとー。
次回作ができたら、マリオネにはジャグリングとか芸人さん的技が使えるといいなあ。

ついでなんで、Marionetteのようつべ動画置いて行きます。
見所は画面右の直立不動でベースを弾く人です。
ttp://www.youtube.com/watch?v=hHIG1LznF7w
PVに変なアニメ付いてたの知らんかった。
0127名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/14(木) 11:33:24ID:t9LveSDd
ワルスタリアがクラウザーに似てると書き込みがあるが、俺には氷漬けのキンオブ
ゴッドに見える。悪人面とか攻撃の時にオーラ出すところとか。左右の真中と下の
出っ張りを無くせば形も似てくるし。
そんなわけでコロネキンとカセキンで加熱したり、マグナリアで爆破してみたり、
ダブルエレキンで電気流してみたりしたけど、キンオブゴッドはでてこなかったな(´・ω・`)
0128名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/15(金) 16:42:09ID:h2F2oWvH
雨が降り続けている教室の中――。
エールド(主人公)とマキの二人――。
先生達も帰り出張でいない――。
そんな状況で雨は降り続ける。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
沈黙が走り続ける中、雨は降り続ける。
そして雷音。
エールドはビビッたのか、体を振るわせる。
「・・・・・・怖いな――」
呟くエールド。
この状況にためらいを持っていたらしい。
「マキ?」
「・・・・・・な・・・・・・なに?」
「バトル――しない?」
「・・・・・・」
考え込むマキ。
そして笑顔で言葉を返す。
「うん。私もちょうどバトルしたかったの。寂しくて」
その声は少し震えていた。
「早速いくぜ!」
エールドが勢い良く立ち上がる。
「でも、ただの勝負じゃないよ・・・・・・一つだけ・・・・・・いうことを聞くって言う」
「・・・・・・いいぜ!」
嬉しそうな顔をする二人




結果はエールドの勝ちだった――。
「負け・・・・・・ちゃったね、チビちゃん――」
「さて! 命令かぁ〜」
「なんでも・・・・・・いいよ」
「じゃぁ」
エールドがマキに寄る。




こっから先読みたい奴「マキちゃん!」と叫べ
0130名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/15(金) 21:19:47ID:YdVZKiGM
>>129

OK!(ぇ)
0132モサ
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2007/06/17(日) 11:37:33ID:bYFOVi/S
  ___
  )-_-) ちょっと揺れすぎかな…
 (   (
  )__)
0133名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/17(日) 12:16:52ID:omxyxJef
よぉし!

数日後かいてやらぁ!
0134名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/17(日) 23:38:30ID:/q1MreAB
>>132
不思議な力が湧いてきているな。
0139名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/18(月) 17:57:03ID:xLN0eSpO
マキの背中にエールドはそっと手を置き、抱きつく。
目を大きくするマキ――。
今までは、垂れ目といわれてもしょうもない目が全開に開く。
「俺からの命令は・・・・・・マキ。お前が・・・・・・ほしい」
「・・・・・・」
何も言い返せなかった――。
「マキ。お前が好きだ」
全開だった目も戻っていき、マキが口を開く。
「で・・・・・・でも、私は――」
「・・・・・・俺じゃ。ダメなのか――」
悲しそうな目をするエールド。
それと同時に、背に置いてあった手の感触が少し減る。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
沈黙が走り続ける中、落雷が響く。
「こんな・・・・・・こんな私でよければ――」
マキの顔は今更真っ赤になり、エールドの背に手を置く。
「・・・・・・」
「ありがとう――」




短いが、続くw
0140名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/18(月) 18:06:03ID:xLN0eSpO
次の日の朝――。
有り得ない事が起きた。




学校のチャイムの中――。
少女――マキが教室にゆっくり入る。
そこまでは良かった。
その瞬間皆の目が飛び出そうになる。
「マ・・・・・・ママママ・・・・・・マキちゃんよね?」
メグミがあちこちをかんでながらも言った。
「そ、そうだけど」
「嘘だろ?」
ダイスケとヤスが声を合わせる。
「かわいいじゃん! スカート姿とブカブカスーツ! じゃないか」
ゴローがはしゃぎまくる。
マキが着ていた服装は、上は少しブカブカな服で、下はメグミと同じ種類のスカート。
しかし、やっぱり全部黒――。と思ったら、赤も混ざってる服――。
そんな空気の中、エールドは頭に腕を組み暇そうにしていた。
「なぜエールドは動揺しないんだ?」
カズキは落ち着いた表情だった。
「ん? 知りたい?」
「もちろん!」
異口同音――。
皆は息を殺しながらも、知りたそうだ。
「俺が頼んだから」
笑顔を教室に振りまく。
皆は目が本当に死んでいる。
と言うより逝っている。
「マキちゃん。嘘だよね?」
メグミが少し額から汗を流している。
「いや・・・・・・それは、その――」
本当だぁ〜〜〜〜〜〜!
0142名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/19(火) 20:22:00ID:7a6P7khW
学校が終わり、エールドが教室を出る。
その後をマキが追う。
「絶対なんかある!」
カナコが不敵な笑みを浮かべると、ドンキチがため息を一つ付く。
「どうした?」
「なんでもないよ――ただ、うらやましいっていうのかな」




ヴェルの森――
二人しかいない――。はずだった。
やはり付いて来たメグミ達・・・・・・。
木の陰になりすまし、隠れている。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
エールドとマキは黙り込んだままだった。
「マキ・・・・・・」
エールドが呟くと、マキの押し倒す――。
「!!」
皆は目を大きくする。
これが小学生のすることとは思えない――。
マキの顔は真っ赤になり、そしてエールドがマキの顔に顔を近づける。
この光景は――見逃せない。
「エールド君たち居たのかい?」
・・・・・・
・・・・・・
ドンキチがとぼけた顔でエールドたちの前に出る。
「えっ?」
「何してるの?」
「いやっ、そのぉ〜」
邪魔された――。




そろそろエロ突入しようかなw
0144名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/20(水) 15:12:53ID:brfMPRtN
メグミがクリクリきんたまクリクリ
マキがクリクリきんたまクリクリ
カナコがクリクリきんたまクリクリ
リサがクリクリきんたまクリクリ
輪になっておどろ〜♪
0145名無しクン@お腹いっぱい。
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2007/06/20(水) 20:10:19ID:J0m/uLFC
マキとエールドは体制を直す。
「カズキ君達、行こう」
カズキたちの存在をばらし、森から離れるドンキチ
「ま、待て!」
カズキ達がその後を追う。
「二人とも、お幸せに!」
カナコが呟くと走っていく。
「・・・・・・行ったか」
エールドが呟くと、マキが
「一回、エールド君家に行ってみたいな」
「え――」




エールドの家――
「ここなんだ。」
普通の一件家で、ごく普通の場所に立ててある。
「入るんだろ?」
「・・・・・・うん」
「後、俺は一人暮らしだから――」
「えっ?」
小学生で一人暮らし!?
有り得ない――。
それしか考えられないマキ。
「入ろう」
エールドがドアを開け、中に入る。
中もごく普通――。
エールドの部屋に入ってみると、とてつもなくキレイだった。
ほこりすらない――。
「俺の部屋で何するんだ?」
エールドが聞き出すと――
「・・・・・・」
マキがマフラーを手に取り、それを脱ぎ捨てる。
「?」
「私も、ここに――」
マキがエールドの方へ振り向く。
「一緒にいる――」
「・・・・・・!?」




0146名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/20(水) 21:55:49ID:ezein3qK
新訳きん言葉
    くりきん
          ツンツンした心
    ところきん 
           ゆれる想い

ノリで作った他のきんのはいらないよな?もちろんそうだよな
0147名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/06/21(木) 13:24:32ID:Zmo80ECx
うんk(ry ベンジェラート可愛いよベンジェラート
0151名無しサン@お腹いっぱい
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2007/06/25(月) 21:36:45ID:BptezkJY
やっと図鑑せいはしました。キンオブゴットは、たしか、かざらない心+情熱
で出来たと思います。
0155名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/06/30(土) 20:37:52ID:8cVUD8MU
wikiの擬人化微妙
0157名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/06/30(土) 21:42:48ID:LBSfti59
賑わうのはいいんだけど、絵板ばかり、
それも小学生ばっかりって流れがな・・・
対象年齢の性質上仕方ないって感はあるけど
0158シグ
垢版 |
2007/07/01(日) 15:47:18ID:9cy1FhSy
ぴよりきんLOVE(−−)
0159シグ
垢版 |
2007/07/01(日) 16:01:36ID:9cy1FhSy
あ!でも。ヨツバキンも・・・
0160じょんばあ
垢版 |
2007/07/01(日) 20:08:54ID:6QQaR+hd
書き込んで飽きないのかねぇ
0161名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/01(日) 22:47:51ID:4RdD2wnd
私のハートリアってフレーズにグッときたおれピュアボーイ
0162しろと黒
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2007/07/02(月) 20:21:00ID:B7bnWTE8
新しいキン言葉
・コロネキン・・・「火力が命」
・クルリバーシ・・・「二重人格」
・キンブレラ・・・「重い傘」
0167名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/05(木) 20:21:08ID:Yy+70Koz
あげ
0168名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/05(木) 20:44:32ID:lhvmWwlB
>>162
コロネキン噴いた。
>>163
俺、俺。萌えキンはオニオニスだけど、エース級はキングゾーリーとクリスターリア。
>>166
SEXいかなければOK
と、勝手なことを言ってみる。
0169名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/07/06(金) 00:58:20ID:LuHHEjCt
本当に本番ナシ=セーフなら…
前にここに載せたヘタクソな絵を文章化してみようと思ったんだけど。
0170名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/07/07(土) 17:55:20ID:81PkmE7K
どんな絵?
0175名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/07/09(月) 16:27:57ID:WLY2ciJB
現実でも線引きはなんとも言えない感じだから境目は闇の中
直接的な表現じゃなかったらいいんじゃないのかね

自信ないってんだったら自サイト立ち上げてリンク貼るでもいいし
よくわからんけど結局は自己判断なんじゃ
0176名無しさん@お腹いっぱい。
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2007/07/11(水) 01:54:19ID:hOmQpVex
とりあえず冒頭投下


「ん………」
シン…と静寂した空気の中、マキは目を覚ました。
視界も頭もモヤモヤしてぼやけている。どうやら眠っていたらしい。
(わたし……いつ寝ちゃったんだろう……?)
そう思いながら起きあがろうとしたとき、マキは、自分の身体に違和感を感じた。
「…………?」
目をこすろうとした手が、起きあがろうとした身体が動かないのだ。
そして、それ以前に、身体はもうすでに起きあがって、自分の足で立っていた。けれど動かない。
「えっ………」
状況が全く飲み込めないマキ。どういうワケか、自分はいま立ったまま手足が動かせないのだ。
そして視界が徐々に鮮明になるにつれ、少しずつ自分の状態と、周囲の異常さに気付くマキ。
「なに……ココ…」
マキが今居るのは、青黒い大きめのレンガで作られたアカデミーの図工室ほどの広さの部屋だった。
自分の動けなくなっているのは、部屋の壁の一面らしく、その反対側の壁の隅には、粗末で古そうな
木製のドアが一つ。そして部屋にはドアと同様、古そうな木の長い机がいくつも並べられている。
机の上には、妙な色の液体や、変な形をした物体の入ったの試験管やフラスコが、いくつも雑に置かれていた。

そして自分の状況。手は両手を上に上げた状態で、黒い皮のベルトのようなもので固定されている。
足は肩幅より少し狭いくらいに開かされた状態で、こちらもやはり黒い皮の拘束具が取り付けられている。
背中に当たる感触がレンガではないので、どうやら直接壁に磔にされているわけではないらしい。
「くっ………ん……」
何とかもがいてみるも、拘束具がわずかにギシギシと音を立てるだけで、脱出できそうな気配はない。
ふと、向かい側の壁の上の方に時計があるのに気が付いたマキ。時計の針は11時を指していた。
眠っていたためか、朝か夜かも判らないマキだったが、文字盤の中央あたりにデジタルで『PM』と
表示されている。夜の11時。普段ならとっくに家に帰ってる時間だ。

一体ここはどこで……そもそもどうしてこんな状態になっているのか。
マキは思考をフル回転させ、記憶を辿った。


バクテリアンラボやキングオブゴッドの騒動が集結してから、もう1年少しが経とうというころ。
島は普段と何ら変わらない日常の中だった。外界と無縁の島ながら、キンの力で食物を育てたり
エネルギーをまかなったり、ナノアイランド独自の方法で、各々の生活を営んでいた。

今日マキは、ヴェルの森の入り口で森林浴をしていた。以前はよくここでダイスケとヤスが
修行をしていたが、アリーナが頻繁に開催されるようになってからは、そちらで腕を磨き始めたのだ。
それはマキにとって都合の良い事だった。この空間は一人の方がいい。孤独が好きなわけでは無いけれど、
この森の空気を感じるには、一人の方が心地が良い。その日も森の空気を胸一杯に吸い込んだマキ。
けれど、その時だった。その空気に異質を覚えたのは……
0177名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/11(水) 01:55:14ID:hOmQpVex
「そうだ………わたし……」
自分の意識が途絶えたのはヴェルの森だ。そこからは記憶がない。けれど、仮にあそこ意識を失ったにしても、
どうしても自分の今のこの状況とは結びつかない。他人に恨まれるような事をした覚えもマキにはない。
(じゃあ一体……)

ガチャ

「!」
マキが再び思考を巡らそうとした刹那、部屋の隅の古ぼけた木のドアが開いた。
「よお、そろそろ目が覚める頃だと思ったぜ。」
「…だ……誰?」
現れたのは灰色のスーツを着た大柄の男だった。その後ろから、黒いスーツにサングラスをかけた男が二人
続く。大柄の男がマキの前まで歩み寄ると、その後ろに、あとからやってきた二人が、ピシッと並ぶ。
「なに、初対面なんだ。名乗ったところで何も変わりゃしないだろう?」
灰色のスーツの男は馴れ馴れしい口調で、拘束されて動けないマキを見下した。その間も、後ろの二人は
無言でピンと背筋を伸ばしている。この男の部下なのだろうか。
「こ、ここはどこ?」
明らかに悪意を持って自分に接する男に、マキは気丈な態度で言葉を投げかけた。
「ここは地下さ」
「地下……?」
「地上の場所で言うならビュレット岳の裏側にあたるか……フフ」
ビュレット岳、ナノアイランドの最も高い山…アカデミーもナノタウンも、皆そのふもとにある。
「さらに言うなら……旧・バクテリアンラボ実験施設ってことになるなあ…」
灰色のスーツの男は、ニィと、口角を上げながらマキに語りかけた。
「バクテリアンラボ……!?」
「『旧』だがな。組織の壊滅後、元々のラボの長であるヘルマンに付いていった奴等も多いが、所詮は無法者…
 ラボなんぞで働けるのは一握りの奴等のみ。組織の構成員の半分近くは路頭に迷うハメになった…」
灰色の男は苦々しげに呟いた。
「だが全てが無駄になったわけじゃない。悪行の成果とはいえ…培われた技術には使い道がある。」
「ど……どういう……」
「使い道を見いだすためには、まだ研究が必要だ……当然、その為には多くの実験が必要になる。」
「……!」
「お前には……その為に協力してもらう。」
灰色の男はマキを見つめ、ニタリと笑った。
0178名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/11(水) 01:56:20ID:hOmQpVex
「ど…っ…どうして私が……!」
男にくってかかろうとしても、文字通り手も足も出ない。拘束具がむなしく音をたてるだけだった。
「時間をかけて選んださ…実験体としての条件や行動パターンを調べ上げてな……」
灰色のスーツの男は、マキの激昂も全く気に留めないといった態度で続けた。
「実験体としての条件がピッタリな上に、放課後に森で一人になる事が多いお前は、さらう側からすりゃ、
 うってつけってワケだ」
「……!ヴェルの森になにかしたの…!?」
マキは今日、ヴェルの森の空気がおかしかった事を思いだした。あの直後、自分は意識を失ったのだ。
「そうさ。件のハートリアをまいておく手もあったがな…お前が居なくなったあと、あそこをサイシュ
 されてハートリアが大量にみつかれば、痕跡になっちまう。だから研究過程で生まれたあるモノを使った」
「あるモノ……?」
「『催眠』の特性をもつ『ミスティーマ』さ…」
「さ…さいみん……?」
「ミスティーマなら風に流されちまうし、大気中のキンだ、そこらのヤツはサイシュできねー」
痕跡が残りにくい…それはマキからすれば、助けが来る確率がより低くなることを意味する。その上、男の
言う通りなら、ここは山の裏側の地下。痕跡があったとしても、容易に見つけだせる場所ではない。
「この研究成果を生み出したのも、いま事を進めているのも、全部、旧バクテリアンラボの科学研究班の
 連中さ。実験を重ねてな。そして研究の発展には更に実験が必要になる。お前みたいなのを使ってな」
「じ、実験って一体なんの……」
「…俺達は、人間の『涙』『汗』『唾液』、そういった分泌物と、キンとの反応や影響をサンプルしている」
「………そ、それなら私じゃなくても……!」
「ああ、そうだとも。お前じゃなくても事足りる。事実、さっき言った特殊ミスティーマも、今俺があげた
 分泌物との研究で出来たモンだ。それだけ研究は進んでいる。だが……」
「…?」
「『まだ反応を調べてない分泌物』があるからな……クク」
「………?」
マキには何の事かさっぱり分からない。

「さて、俺の仕事はここまでだな…」
「え…?」
「俺は元々ラボで実動的な仕事をしてたモンだ。俺の仕事はお前をさらって、目が覚めるまで見張ることだ」
実動的な仕事…例のハートリアの薬を配ったり、カセキンの爆弾を設置したりという作業のことだろう。
「長々しいハナシは俺の親切だ。助けが来ると思って……余計な希望を持ったままじゃ辛いだろうからな…」
灰色のスーツの男は、意地の悪い笑みを浮かべる。
「あとはお前の飼い主サマにじっくり可愛がってもらいな……へへ」
「……!…は…放して……!…ここから出してっ……!」
拘束具をギシギシと鳴らしながら暴れるマキを余所に、灰色の男と部下達は踵を返した。
マキは息を切らしながら唇をかんで、その背中を見送った。


とりあえずココまで
0180名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/14(土) 12:34:42ID:8BJySVzM
>>178 早く
0181名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/17(火) 18:22:25ID:MRVanfG6
ギイィ…
「………!」
軋むような音を立てて、古い木のドアが開く。マキはカラダを硬くする。現れたのは、
予想通りと言えば予想通りの風貌をした男だった。一言で言うなら『マッドサイエンティスト』。
長身に、前分けの長髪、四角いフレームのメガネ、やせて骨秀でた顔に、しわのよる白衣、絵に描いたような
狂科学者のその容姿は、ヘルマンとどこか似通っていた。
「おや…これはこれは、ズイブン可愛らしい子だ…」
男はそう呟きながらメガネの奥の目を光らせた。
「なるほど、出した条件とほぼピッタリだ…」
男は、拘束されたマキをつま先から頭まで、何度も往復するように見ながら近寄った。
マキは怒りと不快感込めた目で男を睨み付けるが、その視線には明らかに不安が入り交じっていた。
「そう硬くならなくていいよ…君の腹を裂こうというんじゃない」
そう言いながら、男は木の机の上にのったフラスコや試験管をいじりだす。
「わ……私を…どうするの……?」
「おや、先ほどの男から聞いたんだろう?我々はまだまだ研究・実験を重ねねばならない。しかしまだ反応を
 調べていない人間の分泌物がある、と……」
そう、それは先ほど聞いた話だ。だが、それがどうして自分なのだろう?マキにはわからなかった。
「生憎我々では『ソレ』はどうしようも無い上、こころよく提供してくれる女性も探すだけ無駄だろうからね…
 それなら対象を一人に絞って、無理に提供してもらおう……と、そういう事だよ」
「じょ…女性……?」
先ほどの灰色のスーツの男の話には出てこなかったワードだった。なぜ女性でなければならないのか?
「どうして……女の人じゃないと………」
男は一瞬、ほんの少し驚いた表情になったが、すぐに口角を引き上げた。
「なるほど…まだ察しがついていないワケか……」
そして軽く唇を舐める。
「これは、なかなか楽しめそうだな……ククク」
男の不気味な笑いに、マキは背中をハチュウ類か何かに這われるような不快感を覚えた。
悪意がある事も、何か不吉なことをするつもりなのも分かってる。でも何をされるか分からない…
そんな得体の知れない恐怖が、マキの頭の中をかき乱すように渦巻いていた。

一瞬、マキの視線が男の後ろの机に走った。
「…ん?おや、コレが気になるかい?」
男はいまだ不気味に笑いながら、マキが目を向けた、変な形をしたモノが浮かんでいるフラスコを手に取った。
男がかかげたソレを改めて見てみると、ソフトボールくらいの大きさの、ウニのような形のモノが浮いている。
しかし、その大きさはどう考えても、フラスコの口からは入らない。一体どうやって中に入れたのだろう?
マキの疑問を余所に、
「コレ……見覚えが無いかい?」
と男がマキに質問を投げかけてきた。マキは首を振る。
「そうか…アカデミーに通う生徒としては駄目な答えだな……」
男はクックック、と笑いながらフラスコを振る。それにより生まれた流れで、中のウニのような物が回転する。
そして…マキは自分の目を疑った。
0182名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/17(火) 18:23:23ID:MRVanfG6
「『くりきん』…他のどのキンより身近なキンのハズなんだがねえ…フフフ」
男の持つフラスコの中に在るそれは、ナノアイランドに於いて、最も多く分布するキン、『くりきん』だった。
だが、その大きさはキンとしては有り得ない大きさだった。少なくとも、人間の拳大の大きさはある。
「驚いて声も出ないかい?クク…ま、見たことは無いだろうね……」
男はフラスコの中を呆然と見つめたままのマキの表情を見て、笑いながら言った。
「コレも人間の分泌物との研究の産物さ…同種のキンを合成する…このサイズにするには100匹のくりきんを
『合体』させる必要がある。…とっても100匹で1体の個体なのでね…こいつの場合は一度しか増殖できない」
「こ……こんなこと………」
「フン…金にならない技術さ。大きい分、増殖能力は落ちるし…キンの能力も上がるわけじゃじゃいからね…」
男は、その巨大なくりきんの入ったフラスコを机に戻した。
「だから……私はもっと役に立つ研究成果が欲しいんだよ……」
男の視線が、フラスコからマキに移る。
「まぁ今回は少し役に立ってくれるかも知れないがね……このキンの合体技術も…クク」
「こんな……人をさらってまで、するような事じゃない…っ…どうかしてる………!」
マキの言葉を聞いても、男は表情を変えない。その卑しげで不気味な笑いをマキに浴びせ続けた。
「それじゃあ…授業はこのくらいにしておこうか……クク」
男は後ろの机へ向かい、銀色の霧吹きのようなものを手に取った。
そして更に、透明の液体が入った試験管を手に取り、中身を霧吹きの中へ入れる。マキは、その銀色の道具に
見覚えがあった。あれは……
「ナノ……スプレー………?」
男の手元を見つめていたマキが呟いた。
「ああ、そうだよ。単純な構造の道具だが、これはなかなか重宝するものだ」
男が試験管を机に戻す。あれがナノスプレーなら……中に入れたのはキンのハズだ。
男はそのナノスプレーを持ち、再びマキの元に歩み寄った。
「ゃ……っ…なにするの…!?」
「フフ……安心したまえ…痛くも痒くもない……」
スプレーの口がマキに迫る。マキはギュッと目をつぶった。
シュウゥゥッ…
噴射の音、マキがゆっくり目を開けると、吹きつけられているのは、拘束されている手首の辺りだった。
「な………なにを……」
マキの質問に答えず、男はスプレーを噴射しながら、徐々に下へと動かしていく。途中でなぜかマフラーを
外され、肩、首回り、胸へと移動し、反対側の腕にも、順にスプレーを吹きつける。反対側の腕の手首まで
スプレーが達すると、今度は腹部から下腹部へ移り、両足にもしっかりとスプレーを吹きつける。しかし
奇妙なのは、首回りに吹きつけるときも、足に吹きつけるときも、男はマキの素肌には吹きつけなかった。
吹きつけてる部分は、全て衣服の部分だったのだ。
「な……なにして…」
「今に分かるさ……」
男の不敵な笑みが、マキを不安にさせる。一体何のキンを?それもなぜ衣服の部分だけに……
「別に素肌にかかっても問題ないようには作ってあるがね」
そう言いながら、男はナノスプレーを机に戻すと、おもむろに口を開いた。
「このスプレーの中身はね……先ほどのキンの合体技術で、わずかばかりサイズを大きくした…シュリキンだ」
「シュリ…キン……?」
名の通り、手裏剣を思わせる形をしたキンだ…だが、それをなぜ……
「シュリキンはSサイズ…本来は服の繊維の間さえすり抜ける大きさ…だが……」
男は薄ら笑いを浮かべながらマキに歩み寄る。当然、マキは動くことは出来ない。
「少しサイズを大きくして、ギリギリ繊維につっかえるくらいの大きさにしてやるとね……」
男の手が、マキの拘束されている手に向かって伸びる。
「見えないところから、服の繊維をボロボロに出来るんだ……」
男が、マキの服の袖を掴んだ。
「こんな風にね……」
0184名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/17(火) 19:17:01ID:JAV4inF3
早く読みたい
0186シグ
垢版 |
2007/07/19(木) 20:58:58ID:Jn6MRO3F
いいから早く読みたいョ。
0187名無しさん
垢版 |
2007/07/19(木) 21:04:00ID:BoOQORWz
くりきんサイコー
0188名無しさん
垢版 |
2007/07/19(木) 21:33:50ID:BoOQORWz
マキちゃん
0189シグ
垢版 |
2007/07/19(木) 21:35:39ID:Jn6MRO3F
あ、どーも。そのとーりです。ハイ。
0191名無しさん
垢版 |
2007/07/21(土) 08:44:45ID:G/+m1g8Q
もくもーねさいこー
0192モクモーネ
垢版 |
2007/07/21(土) 08:48:20ID:G/+m1g8Q
ミスティーマっておよなりさんにてる
0193名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/21(土) 11:58:18ID:bKidcK5m
うはwwww
0194モクモーネ
垢版 |
2007/07/21(土) 17:18:08ID:G/+m1g8Q
うはははははははははは
0195モクモーネ
垢版 |
2007/07/21(土) 17:30:01ID:G/+m1g8Q
なにかいいことないかな
0196モクモーネ
垢版 |
2007/07/21(土) 17:37:59ID:G/+m1g8Q
くりきんサイコー
0197モクモーネ
垢版 |
2007/07/22(日) 20:26:46ID:Tt2ibUhw
キンオブゴッコホシぃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
0198185
垢版 |
2007/07/25(水) 00:11:29ID:Wm59FevV
レスなし…
勝手に続きを投下したらマズイ?
0199名無しさん@お腹いっぱい。
垢版 |
2007/07/25(水) 01:58:09ID:x3p4f5x1
前も言ったけど…
どうしても気になるならうpろだに上げるとか
フリースペース借りてそこにおいとくとかして後は誘導すればよし
0200モクモーネ
垢版 |
2007/07/27(金) 18:20:53ID:HVp0HgJn
そんなー
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