リアル『闇金ウシジマくん』570万円失ったパチンコ依存の主婦の闇
2017年2月15日
みなさんは、何かにハマり過ぎたり、「やめたくても、やめられない!」状態になった経験はあるだろうか?
買い物、お酒、タバコや甘いものなど、私達が中毒になりやすいものは様々。
その中でも、パチンコはじめとするギャンプルは、ハマると一気に金銭的に苦境に立つ危険をはらんでいる。
2014年に、厚生労働省が発表した国内のギャンブル依存症患者はなんと536万人。
最も多いとされるのがパチンコで、20〜30代の主婦がハマるケースが相当目立つようだ。
実際にパチンコ依存におちいってしまった主婦を取材してみた。
◆ギャンブルがやめられない、止まらない!パチンコ依存妻
「息抜きのつもりで行ったら、いきなり23連チャンして10万円の大勝ち。大当たりが続く快感が脳に焼きついてしまい、毎日ホールに通うようになりました」
そう語るのは、パチンコ歴3年の矢代あおいさん(仮名・33歳)。埼玉県在住。
3年前、初めて打ったパチンコで大勝ち。以来、子供の学校がある平日はほぼ毎日ホール通い。
毎朝、9歳の息子を小学校に送り出し、急いで家事を済ませると、ホールが開店する10時前には店頭に並ぶのが日課だ。
「さすがに地元は人の目が気になるので打ちに行くのは隣町のホール。夕方まで毎日7〜8時間打っています。
昼食は台を離れる時間がもったいないので食べません」
さらに夜、子供が寝た後はYouTubeのパチンコ実戦動画を欠かさずチェックしている。
◆負け続けて膨らんだ3年間の損失額は570万円にも
これでトータル収支がプラスならまだ救いがあるが「調子が良かったのは最初の数か月だけ」。
次第に負けが込み始め、独身時代に貯めていた200万円は1年とたたずに使い果たしてしまう。
だが、すっかりパチンコ依存になってしまった矢代さんに自制心はなく、パチンコから足を洗うどころか、ますますのめり込むように。
「パチンコしてる夢を頻繁に見るくらいなので、病気です(笑)。」
マイホーム資金に充てるつもりだった夫婦共有の貯金にも手を出して、
600万円あったのに現在の残高は230万円。それでもパチンコをやめることができない。