千葉県市原市は23日、生活保護費計約700万円を着服したとして、
保健福祉課の布施正太郎主任(40)を懲戒免職処分にしたと発表した。
処分は22日付。業務上横領容疑などで近く刑事告訴する方針。

 市によると、布施主任は生活福祉課のケースワーカーだった
平成20年8月〜22年10月、担当していた生活保護の受給者12人が
死亡するなどしたのに廃止手続きをせず、計約700万円を着服。
生活保護費の支払いはすべて布施主任の手渡しで行われ、死亡後も
渡しているよう装っていたという。

今年2月、市の調査で発覚し、事情を聴いたところ「パチンコや生活費などに使った」
と認めた。市は「公金管理を強化し、職員のモラル向上を図りたい」としている。
今年5月には、福岡県中間市の職員らによる生活保護費不正受給事件で
中間市職員3人が詐欺罪で起訴され懲戒免職処分となった。

http://sankei.jp.msn.com/region/news/130723/chb13072314340000-n1.htm