「JAPANデビュー」訴訟でNHKが上告

日本の台湾統治を扱ったNHKの番組内容で名誉を傷つけられたとして、
出演した台湾先住民族のパイワン族や視聴者らがNHKに損害賠償を
求めた訴訟で、NHK側が、台湾先住民族の女性に100万円の支払を命じた
11月28日の東京高裁判決を不服として上告したことが12日、分かった。上告は11日付。

 問題の番組は平成21年4月5日に放送されたNHKスペシャル
「シリーズJAPANデビュー」の第1回「アジアの“一等国”」。
1910年にロンドンで開かれた日英博覧会で、台湾先住民族の
パイワン族が日本によって「人間動物園」として展示されたなどとして、
台湾では現在も日本統治の傷が残るとした内容だった。

 高裁判決は、「人間動物園」が博覧会参加者の娘である原告女性に対する
差別的表現で、名誉を傷つけたと認定。「取材協力者の好意を土足で
踏みにじるような結果を招いた」などとNHKの取材手法を批判し、
NHK側が全面勝訴した一審判決の一部を覆した。

http://mastiff.2ch.net/test/read.cgi/editorialplus/1419284716/
http://www.sankei.com/smp/entertainments/news/131212/ent1312120001-s.html