こうした対応で割りを喰ったのが、ビジターで応援をしていたDeNAファン達だ。結果としてヤクルトは6-1で勝利し、カープの優勝はお預けになったものの、現地にいたDeNAファンは25日のJ-CASTニュースの取材に対し、

「試合が終わって5分後ぐらいにはPVが始まっていたと思います」と説明する。

PV開始の影響もあってか、通常は3塁ベンチ前で行われるヒーロー選手へのインタビューが実施されず、勝利チームのファンがスタンドに残って応援歌を歌う「二次会」と呼ばれる恒例行事も行われなかったというのだ。

■「相手チームへの敬意を忘れてはいけない」

もちろん、この日の球場にいた観客のほとんどはカープファンで、優勝が懸かった他球場の試合展開は大きな関心事だったことは確か。だが、球場を訪れたビジターファンを軽視したような対応に、ツイッターには次のような声が広がった。

「ズムスタ、ヒロインやらずにヤクルトの試合見始めちゃった...」
「ベイスターズが勝ったのにヒーローインタビュー無しって…おかしいだろ?」
「こっちは勝利して雨の中ヒーローインタビュー待ってたんですよ」

こうした疑問や不満を抱いたのはDeNAファンだけではなかったようで、当のカープファンからも、

「いや、他球場の様子じゃなくて、DeNAのヒロインやろうよ」
「胴上げ待ちはいいけど、相手チームへの敬意を忘れてはいけないと思うんよ ヒロインやらないんじゃDeNAのファンが納得しないだろこんなの」といった苦言が相次いでいた。

そのほかにもネット上では、この試合でDeNAが勝った場合に選手インタビューを行わないことは、両球団が事前に申し合わせていた、との情報も。ただ、これについても現地にいたというDeNAファンの1人は、

「最初からやらないつもりなら、アナウンスして欲しかった。急にPV始まって困惑したし、応援団もさっさと帰ったし やらないならやらないで、前もって説明責任を求めますわ」と訴えていた。

J-CASTニュースでは25日、カープ球団に対し、(1)この試合でDeNA選手のヒーローインタビューが行われなかった理由(2)不満の声も出ているが、球団としてコメントはあるか――の2点を取材で質問したが、同日19時までに回答はなかった。

9/25(火) 19:47
J-CASTニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180925-00000014-jct-ent