道新今日の新球場連載は両市の温度差に対して書いているが1ヶ月前に毎日新聞スポーツ担当がツイートしてるのと全く同じようなことで薄い
北海道新聞01/29
<点検 日ハムボールパーク構想>2 札幌市と北広島市 どこまで「特別扱い」 財政支援策 対照的な両市
https://www.hokkaido-np.co.jp/sp/article/159899?rct=n_ballpark

毎日新聞北海道報道部・スポーツ担当Twitter
17/12/26
質問
https://s3.peing.net/t/uploads/item/eye_catch/9687502/03c978c4.jpg
回答
これはやる気というより、両市の立場の違いが大きいです。
札幌市は札幌ドーム残留がベストで、真駒内は「札幌ドームに残らないなら、市内に残留してもらうため球団とともに検討する」というスタンスです。
敢えて意地の悪い言い方をすれば、札幌市は球団にドームから出て行かれる時点で、相当上手く立ち回っても「札幌ドーム赤字転落」という大きなリスクを背負ってしまいかねない「撤退戦」です。
その情勢下では北広島市のような積極的誘致は難しく、例えば税減免など思い切った優遇策を提示すれば市内各地の企業・団体からは「なぜ日本ハムだけ優遇するのか」、
市民・議会からは「ドームの経営が悪化すれば税金投入になりかねないのに、新球場を税制面で優遇するのか」と批判されるのは必至でしょう。
これは事実上打ち切りとなった北大構内と八紘学園周辺もそうでしたが「来てください」ではなく「来るならどうぞ」という態度に見えてしまう背景には、そうした「やりたくてもできない」違いも現れていると言えます。
北広島市は、市民・議会の強い支持を受けていることや、札幌ほど多くない企業・団体から批判が出にくいことが札幌市との違いとして挙げられます。
北広島市にとって、誘致は地域振興や人口減対策の切り札。
市民の支持も受けた「二度とない最大最後の好機」という位置づけであることが、日本ハム誘致をすべてに優先させ、乾坤一擲の賭けができる理由です。
札幌市はそうした環境下ではないので、前のめりになれず複雑な立場となっています。
札幌市と北広島市の姿勢の違いに違和感を覚えるのは、そうした事情からではないでしょうか。
ただ球団側は、これまで確執のあった札幌市スポーツ局に代わって交渉を担当している市まちづくり政策局の姿勢については「真摯にお話をしていただけている」と高く評価しています。
ただ市全体では、当初「ドームを出る気はなく、使用条件や使用料緩和の交渉が目的だ」といった、球団の本気度を読み損ねていた見方があったのも事実です。
いずれにせよ、出遅れを残り少ない時間でどう挽回するかが「ドームからも市からも出て行かれる」という最悪の展開を回避できるかの鍵を握ります。
長々と書きましたが、札幌市もやる気はあります。ただ環境と立場の違いで北広島とは同じにはならないしなれない、ということです。
それ自体は仕方のないところもありますが、残留のための思い切ったカードを切れないのに、日本ハムを逃したらそれはそれで苛烈な批判を受けるジレンマも抱えます。