元プロ野球選手による野球賭博事件で、警視庁は、賭博の胴元だったとして、東京都内に住む山口組系暴力団組員(42)ら男数人を賭博開帳図利容疑で逮捕する方針を固めた。

 すでに逮捕状を取っており、24日にも逮捕する。一連の事件で暴力団組員の関与が明らかになるのは初めて。
同庁は、野球賭博の手数料が暴力団の資金源になっていたとみて解明を進める。

 捜査関係者によると、組員らは、巨人軍の元選手を相手に野球賭博をしたとして、賭博開帳図利罪で公判中の飲食店従業員・斉藤聡被告(38)より上位の胴元だったとされる。
組員らは、プロ野球の試合などで客から賭け金を徴収し、対象チームの実力差を調整して勝敗を予想する「ハンデ戦」と呼ばれる賭博を開帳した疑いが持たれている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20160924-OYT1T50010.html