Jリーグ創設時のステージスポンサーだったサントリーとニコス(三菱UFJニコス)が
今季限りで、リーグオフィシャルスポンサーから降りることが9日、分かった。
17日の理事会後に正式発表される。
推定スポンサー料は1社年間3億円。Jリーグでは穴埋めするため、同業の他社と
交渉を進めている。

“老舗”がそろってJリーグから離れる。Jリーグ初年度の93年から3年間、
第1ステージはサントリー・ステージ、第2ステージはニコス・ステージと呼ばれていた。
その両社が07年末までの契約満了に伴い、リーグオフィシャルスポンサー契約を
更新しないことが決定。Jリーグ幹部は「時代の流れです。しようがありません」と話した。

関係者の話によると、サッカー界の飲料メーカーと言えば、日本サッカー協会と
スポンサー契約を結んでいるキリンの印象が強く、サントリーは広告効果が薄いと
判断したという。ニコスに関しては、前身の日本信販が05年10月以降、
合併を繰り返し、現在は三菱UFJニコスとなったため、新たな経営陣が契約更新を
しないことを判断。すでに9月にニコスブランドの「Jリーグオフィシャルカード」は
新規募集を停止した。

現在、9社がリーグオフィシャルスポンサーに名を連ねているが、サントリー、
ニコスのほかにも撤退の姿勢を見せている企業があり、Jリーグは新規の
スポンサー探しに奔走している。

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20071210-OHT1T00017.htm