住生活Jでアジア戦略 鹿島にロゴ検討
ttp://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20101029-695555.html

もともと「リクシル」は、アジア進出をもくろむ同グループが、
相次ぐ合併でまとまっていなかったブランドイメージ再構築のために立ち上げたもの。
毎年アジア全域を舞台にするACL常連クラブの鹿島は、プロ野球球団以上に、
ブランド告知の媒体として価値が高いとの見方もある。

実際ACLの1次リーグでは、人口約14億人の中国、約2億3000万人のインドネシア、
約9000万人のベトナムなど大国とのアウェー戦がある。
どの国も同グループの主力商品である、水洗トイレやシステムキッチンの普及率は、日本に比べ極めて低い。
アジアでのブランド告知は大きな宣伝効果が期待できる。

勝ち進めば、人口12億人のインドや、富豪ひしめく中東でも試合をする可能性がある。大会圏の総人口は30億人以上。
「水洗トイレ30億個」のマーケットで、熱狂的なサッカーファンに胸のロゴは強烈な印象を与えることができる。

 さらに優勝して世界クラブ選手権に出場し、バルセロナやマンチェスターUのようなビッグクラブと対戦すれば、
世界中に「リクシル」の名前が知れ渡る。横浜買収は不調に終わったが、
鹿島の活躍次第では、住生活グループがサッカーの世界市場にデビューすることになる。