「AKBグループは恋愛は禁止でも片思いはOKだから、1年間片思いだった」
「握手会が嫌で、ミンティアを彼氏だと思って我慢していた」
「結婚宣言をする総選挙で、そのことを隠して投票を呼び掛けたのは、アイドルとしての営業であり仕事」

2017年9月14日のダウンタウンDXで、彼女はこんな発言をし、お茶の間を賑わせ、ヲタを震撼させた。

 総選挙での突然の結婚宣言に対し、露骨に不快感を表していた高橋朱里のような哀れな仲間もいたが、その後の須藤に対する風当たりは、
それほど強かったわけではない。卒業公演もあり、レギュラーだったテレビ番組も穏やかに終わり、最後の握手会にも、涙ながらに応援をし続けたファンもいる。

 どんなに本音では嫌であろうとも、そういうファンまでも、一括りにして足蹴にする発言に、普段はアイドルヲタに厳しいネット住民も
「清々しいまでの死体蹴りwwww」「これ、古巣のみならず、すべてのグループの人間まとめて地獄に叩き落としたなwwww」
「ごり押しした運営、のったファン、まとめて馬鹿にする根性は嫌いじゃない」 と、同情とも侮蔑とも取れる反応。
その後彼女は一括りにしてしまった事は謝罪した。

 正直な話、須藤の発言は事実だろうと思う。

 握手会も、子供が年齢だけ重ねた気持ちの悪いキモヲタ相手にもニコニコ笑っていないといけないのだから、精神的にも、あるいは体力的にもしんどいだろうし、年頃の女の子に恋愛をするなと本気で強要したら人権侵害だろう。
心と裏腹なヲタ媚びで売り上げを伸ばすのも営業であるというのも否定はできない。

 問題は、そのことを、暖かく送り出すファンに涙の謝罪をしたばかりのタイミングで言うかということ。すべてのアイドルが須藤と同じ感覚でアイドルをしているわけではないのだが、
この発言で、48グループも、坂道グループも、その他のアイドルグループも、ビジネスなのではないかという疑惑の目で見られることになる。

たが考えてみて欲しい、これは紛れもなくビジネスなのだ。アイドルになってチヤホヤされたいのは、お姫様願望は少女にはままある事。
(ファンの中には憧れを持って握手会に来る少女もいる)
それをビジネスにしたのが今のアイドル。
握手会に来る全てのファンを好きなアイドルなど皆無と言っていいだろう。
取り巻く全てを好きならば、オフの日は秋葉原で遊ぶはずだが、彼女達はそんな街で遊びはしない。