>>581
続いての手紙はミーマさん(叔母様)より (代読:日下このみ)
「成美へ
お誕生日おめでとう!
そして成人おめでとう!
細くて、小さくて、よく焼けて黒く、「ぼくぼく」って言ってた頃の成美がいつのまにか二十歳なんやねー。近所に住んでたから成美の成長は楽しみに見てたよ。
ビックリしたのは、まだ小さい成美が、歯がぐらぐらで気持ち悪いからって乳歯とノブを糸で繋いで自分で戸を閉めて歯を抜いた事やね。あれは「この子はすごいなー」の一言やったのを覚えています。
男の子には負けない活発さと根性の強さでいつもたのもしいなぁーって誇らしく思ってました。
そんな成美が二十歳かぁ〜。
嬉しいような寂しいような複雑です。
ミーマは厳しい事言ったりするからきっと成美にとっては怖い存在だったと思うけどごめんやったね。
これからは大人の女性としてもっと色々話しようね。時には馬鹿なことして遊ぼうね。
大人の成美へ
ミーマから聞いて欲しい事があります。今の成美があるのは勿論成美の努力があるけど、それと同じくらい色々な人の支えと協力があったからやで。成美はその事をよくわかってるよね。
だからこれからは、その感謝を言動にして表現して下さい。とても照れくさくて難しいと思うけど、ミーマは大人になる事の1つだと思うねん。素敵な大人へと更に成長していく成美をミーマは、又楽しみに見守っています。
あ、それと、これからは成人した成美ら兄妹で今度はお母さんを守っていってあげてね。
成美、頑張れ!!
成美の笑顔が大好きなミーマより。」