南風に関しては、妄想に占められたセルフエスティームと
現実との折り合いをつけることに失敗したケースだ。

南風は自分のことを特別な存在と思っている
そのことは、お決まりのセリフ「知性と教養があって、おまけに金持ち」云々発言、
あるいは、上にある他人に対しての「能無し低脳」発言からもよみとれる。
南風は大学院教育を受けて、研究もそれなりに評価された。
その事実については否定しないが、
だからといって、南風は決して特別な存在ではなく、引きこもりのおっさんだ。

大学を去ったときも、企業を去ったときも
南風は「自分みたいな優秀で特別な人間はこんなところにいてはいけない」とか
自分に言い聞かせていたのだろう。いまじゃもう尻に床ずれができるおっさんだ