ゼロ金利、マイナス金利という異常事態が長く続き、
銀行は旧来の本業で稼げなくなり疲弊している。
その打開策として、銀行は会社員らを対象に投資用不動産への融資を拡大し、
三大都市圏を中心に一部地域の不動産価額が高騰した。

それ自体、何も悪いことではない。
が、スルガ銀行のように不正に手を染めると話は別。

個人を対象とした、利率の高い銀行のカードローンも危険。
消費者金融も融資しないような低所得層への銀行によるカードローン融資が横行する昨今、
返済不可能状態に陥って自己破産を選択する借入者が増えれば、
銀行は経営難に直面し、日経記事にあるように預金はあっという間に流出する。
取り付け騒ぎ再来の可能性は否定できない。