利下げ期待で米株奮起 東京は円高&株高

 11日の東京市場はしっかり。TOPIX業種別騰落率は、その他製品、鉱業、農林水産、倉庫、
石油石炭など28業種が上昇。保険、自動車、証券、機械、非鉄の5業種が下落。
 前日にパウエルFRB議長が議会証言で7月利下げを強く示唆。これを受けダウが一時史上最
高値、SP500も一時初の3000ポイント台に乗せ、ナスダックは終値で最高値を更新しました。
為替相場ではドル安・円高が急加速し、東京時間の11日午前9時時点で1ドル=108円20銭付近。
 東京市場は日経平均が14円高でスタート。為替が108円を割り、伸び悩む場面もあったもの
の、後場に円高が一服すると上げ幅を拡大。ほぼ高値引けとなりました。
 個別銘柄では、「スイッチ」の新製品投入を発表した任天堂が4%強の大幅高。日経平均に採
用されるバンダイナムコはストップ高でした。半面、円高を嫌気したのか、トヨタ、SUBARUな
ど自動車株が冴えず。

Market Data
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【日経平均】
2万1643円53銭(△110円05銭=0.51%)
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【TOPIX】
1578.63(△7.31P=0.47%)

米株高と円高のせめぎ合いとなりましたが、前引けあたりから買いが優勢に。後場はさらに上げ
幅を拡大しました。
ちなみにバンダイナムコに代わって225から除外される千代健は2.56%安でした。思ったほど下
げなかった印象です。