バフェット太郎はバフェット氏のような銘柄分析をする能力がなくても、こうしたデメリットを排除した投資をすることでS&P500指数に勝てるんじゃないかなと、割とマジで思っておりまして、
米国の超大型連続増配高配当株10社に均等分散投資し、配当を毎月組入れ比率最低銘柄の不人気(割安)銘柄に再投資すれば、長期的に見ればS&P500指数に勝てると考えております。

そこで、なぜ連続増配株に投資する必要があるかと言いますと、配当を再投資することで弱気相場で株数を増やすことができ、強気相場でリターンが爆発するからです。

そのため、弱気相場が一転して強気相場になると、増えた分の株が値上がり益と配当収益の二つの果実を投資家に与えてくれるのです。
これが、危機後にパフォーマンスが加速する理由です。

また、バフェット太郎は10社に均等分散投資し、配当を毎月組入れ比率最低銘柄の不人気(割安)銘柄に再投資するということをルールにしています。

なぜ、このようなルールにしているかと言うと、組入れ比率最低銘柄に再投資することで、その月、特に売られた不人気(’割安)銘柄に集中的に再投資することができるからです。
これがS&P500ETFなら割高株を多めに再投資することになります。

また、均等分散投資しているのは、ポートフォリオのバランスを一定に保つためです。
例えば、10銘柄に分散投資していれば、いずれ特定の銘柄だけが大暴落するなんてことになると思います。
その時、それを割安だと考えて特定の銘柄ばかりに再投資してしまえば、ポートフォリオはいつの間にかその割安株ばかりになってしまい、一銘柄の値動きにポートフォリオ全体が振り回されるなんてことになりかねません。

そのため、10銘柄に均等分散投資するということは、どんな割安株でもそれ以上のめり込まないようにするためのストッパーです。
いずれにせよ、株価が低迷して組み入れ比率最低銘柄になれば再投資をするわけですから、問題はありません。

ただし、配当貴族指数が常にS&P500指数を上回っているわけではありません。強気相場では配当貴族指数よりもS&P500指数の方がパフォーマンスが良いので、
今後強気相場が続くと仮定すれば、バフェット太郎のように配当貴族株に投資している投資家はS&P500指数を下回るパフォーマンスに甘んじなければなりません。

こうしたことから、配当貴族銘柄への投資は、短期的なパフォーマンスの優劣を無視して、長期的な視野でポートフォリオを管理することで、S&P500を上回ることができます。