ソフトバンクグループのアウトルックを「安定的」に上方修正
https://www.standardandpoors.com/ja_JP/web/guest/article/-/view/type/HTML/id/2146039
•ソフトバンクグループは19日、国内通信子会社を上場させ株式を売り出した。
•同上場によって得た資金の一部を負債の削減に充てることで、同社の財務基盤は一定程度改善するとS&Pはみている。
•同社が通信事業を主力とする企業グループから投資会社へ変化していることを踏まえて、S&Pは同社の分析手法を投資資産の価値に重点を置く手法に変更した。これによる格付けとアウトルックへの影響はない。
•S&Pは19日付で、同社の長期発行体格付けのアウトルックを「ネガティブ」から「安定的」に変更した。格付けはすべて据え置いた。
•子会社株式売り出し資金の一部(7,000億円程度)を有利子負債の返済に充てる。
•ファンド事業へ年間7,000億円程度の積極的な投資を続ける。
•投資ポートフォリオにおける上場株と非上場株の比率に大きな変化はない。
•ポートフォリオ全体の信用力に大きな変化はない。
•国内通信子会社とヤフーから年間合計2,000億円超の配当を得る。
•経常的な支払い(営業費用、利払い、税金費用)は年間2,300億円程度。
•この結果、LTV比率は30−35%程度で推移する。