西武は27日、菊池雄星投手(26)の2段モーションによる反則投球について、日本野球機構(NPB)と話し合いを行った。
オリックス戦前のメットライフドームで約1時間、NPBからは友寄審判長と仲野パ・リーグ統括が出席。
球団から鈴木球団本部長、辻監督、土肥投手コーチ、菊池が席に着き、判定に至る事実関係の確認と、疑問点の整理が行われた。
まず、8月10日オリックス戦で菊池が一連のモーションになっていない旨を審判団に指摘されてから、2度目の反則投球を宣告された同24日ソフトバンク戦まで、
具体的な問題点の指摘がなかったことについて確認。友寄審判長は、責任審判から球団側にすでに伝えられているものだと思い込んでいたと謝罪した。
さらに、5月12日オリックス戦で、菊池が審判から個人的に反則投球の可能性を指摘されていたことは、審判内で全く共有されていなかった。
友寄審判長による反則投球の宣告をするまでに複数回注意してきたという趣旨の発言も訂正された。

菊池は「もやもやも感じていた。今後は野球に集中して、残り試合は全力で戦う」と気持ちを切り替えた。
フォームは問題のなかった4月の形に戻す予定で次回登板は31日楽天戦。
「ルールはルールなので、僕が直さなければいけない。しっかり努力したい」と力を込めた