中学・高校(大阪府大東市)で、教材費や模擬試験の受験料が裏金として保管され、
一部が不正流用されていた問題で、複数の学校職員らが第三者委員会の調査に対し、
「塾関係者への接待などに使った」と説明していたことが、関係者への取材でわかった。

 同校は近年、進学校としての合格実績を伸ばしており、
大阪府は、優秀な生徒の獲得に裏金の一部が使われた可能性があるとみている。

 関係者によると、保護者から徴収した教材費を巡っては、
1億円超が交際費などの名目で飲食代や、高級バッグなどブランド品の購入に流用され、
模試受験料についても、多額の使途不明金が発生している。

 第三者委の聴取に、金を使ったことを認めた学校職員は、
私的流用を否定したうえで、塾関係者との関係を深める「渉外活動」の一環だったと説明したという。

YOMIURI ONLINE 2015年03月25日 07時56分
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150325-OYT1T50012.html