>>126
参考書というより教科書なんです
自分は高校の教科書に納得できなくてね、いろいろ分からないことや、これって証明が必要なのにしないで話を進めているんじゃないか、とか疑問が一杯だった
後で知ったことは高校の教科書はページ数がただでさえ足りないのに受験を考えて問題の解法を載せろと要求されてさらに本文が減らされる、また文科省の内容縛りがきつくて、数学的にきちんと書くと余分なことを書いて生徒に負担になるなんて言われてカットされる
結果教科書が数学のダイジェスト本みたいになっている

実際に検定教科書を書いていた著者がこういう現実を憂いて、数学的良心を犠牲にせず書いたのがこの本なのです
なので証明できる所は全て証明する、一部高校数学のレベルを超えている所は証明のアウトラインだけでも示すので私を信じて欲しい、なんて感じで進んでいく

まあ文系の人にはヘビーなのは確かで、理系で真面目に数学を学びたい人向きの本です